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こんにちは。ポケットコンシェルジュ編集部です。

先日の女子サッカーW杯、なでしこジャパンが二大会連続で決勝に進出し日本国民に明るい話題を提供してくれました。

残念ながら決勝でアメリカに敗北を喫しましたが、序盤の立て続けの失点を巻き返そうと最後まで諦めずに闘う姿に感動を覚えた人も多いと思います。しかし、と同時にアメリカの個の力によって日本の組織的なシステムが崩壊してしまったというのも事実です。

やはりサッカーの醍醐味の一つは、「圧倒的な個の力は組織全体を弱体化させる事がある」という筆者個人的見解を再度感じさせてくれるゲーム内容でした。

ところで、先ほどの文に出てきた醍醐味。皆様意味はご存知かもしれませんが言葉の由来はご存じでしたでしょうか?

醍醐とは?

醍醐とは、平安時代に皇族や貴族に食されていた超高級な乳製品と言われています。酪農文化は飛鳥時代より始まり、肉食が禁じられた後は人々の貴重な動物性タンパクの摂取源となっていました。

実は醍醐はバターとヨーグルトの中間のようなものと言われていますが、製法を失ってしまっており’幻の食品と’なってしまっています。

しかし、「蘇」という醍醐の1つ手前の乳製品は製法も現存し、食べることもできます。濃厚な味わいでワインともよく合うと言われています。

4662500665_dfce1de49c_o出典:small-life.com

奈良の「みるく工房飛鳥」というお店では、お土産として現在でも販売されています。

なぜ醍醐という言葉が使われるのか?

「物事の真髄」という意味も持つ醍醐味、なぜこのような意味として認識されるようになったのでしょうか?

実は、醍醐という言葉が釈迦の入滅が叙述されている「大般涅槃経」という仏教経典が由来となっています。

「大般涅槃経」の一節である「五味相生の譬」の一節に、

牛より乳を出し、乳より酪(らく)を出し、酪より生蘇(しょうそ)を出し、生蘇より熟酥(じゅくそ)を出し、熟酥より醍醐を出す、醍醐は最上なり。

もし服する者あらば、衆病皆除く……仏もまたかくの如く、仏より十二部経を出し、十二部経より修多羅(しゅたら)を出し、修多羅より方等経を出し、方等経より般若波羅密を出し、般若波羅密より大涅槃経を出す……

数々の経典を経た最終形態が大涅槃経という内容の例えとして、乳製品の最上級品である醍醐が使われています。

そこから仏教用語としても醍醐という言葉が使われるようになり、現在も醍醐味という言葉として残っています。

まとめ

現在でもよく使われる「醍醐味」。実は仏教用語から派生して使われるようになったのは驚きですよね。

余談ですが、醍醐天皇・後醍醐天皇と、乳製品である醍醐に関係は無いそうです。醍醐天皇の陵が醍醐という地区だからという説が有力みたいです。

今回はサッカーの話題から一転して古代の乳製品の話となりましたが、今後もこういった飲食に関係する豆知識等お伝えできればと思います!

今後ともポケットコンシェルジュをよろしくお願いします!
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<参考記事>
蘇庵
本物の醍醐の歴史 お釈迦様の大切な教え

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