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日本の美食文化を世界につなぐ料理大使 OAD Reviewers
第7位のRobert Driscoll氏の
おすすめレストラン10選

OAD Reviewers 第7位のRobert Driscoll氏

米国人の父、日本人の母を持つ東京生まれのOAD(Opinionated About Dining)メンバーで、2018年のOAD Reviewers 第7位のRobert Driscoll氏。毎年数週間にわたって日本を訪れ、トップクラスのレストランで舌鼓を打つ。 とくに寿司に目がなく、年間100軒もの鮨屋で食事をする。世界中の優れたレストランを常に探しており、注目を浴びる前に新しい店を発見することに無類の喜びを感じている。

OAD(Opinionated About Dining)とは?

2004年、世界のダイニング文化について、正確に捉える方法の必要性を認識したスティーブ・プロトニッキ氏が創設した団体。結成当初はプロトニッキ氏と一握りの友人だけのガイドだったが、現在は世界中の1万6000超のレストランに関して、世界の約5,000の最も情熱的なデスティネーション・ダイナーの意見を統合する国際的な名声を持つダイニングガイドへと成長した。
Robert Driscoll氏の望み=日本の食文化を世界に知らしめる!

より多くの世界中の食通が日本の食文化と美食に触れることで、日本の一流シェフと店が国際的に注目を浴びて高い評価を得られるようになってほしいと願っている。

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銀座いわ
職人の目利きと技で“本物の旬”を握る。一つ星の銀座の名店

国内外に名をとどろかせる鮨職人・岩 央泰(いわ ひさよし)氏が2012年に開業し、現在は岩氏のもと10年修業した愛弟子たちが店を守り、グルメガイドでも一つ星と高く評価されている。銀座で極上の鮨を楽しみたいというときに、ぜひお勧めしたい一軒である。




Robert Driscoll氏

銀座の新橋駅の近くに構える1つ星の『銀座いわ』。握りのランチが特筆もので、赤酢と塩で味付けされたやや暖かいシャリが特徴的で日本酒にもよく合います。握りのサイズは小さめなので過度にお腹は膨れず、炭水化物を控えたい人にもありがたいです。さらに銀座いわは、界隈の高級鮨店としては珍しく、日曜日に営業しているので、静かな日曜の午後やディナーに美味しい鮨をお探しの方に最適です。

  

銀座いわ

銀座 串かつ凡
予約困難店から技術を学んだ、高級食材を使う低糖質な串かつ

大阪・北新地で、2011年より一つ星を獲得し、「串かつを世界へ」という強い想いのもと、パリにも出店を果たした『串かつ 凡』が、2014年7月、日本最高峰と名高い東京・銀座に初進出。低糖質で食感が軽く油ぎれが良いため、翌日も胃もたれしにくいと評判。




Robert Driscoll氏

有名ガイドブックの星を持つ大阪の『串かつ凡』での食事を愉しんでからというもの、東京銀座にも『串かつ凡』が登場するのを心待ちにしていました。串かつ凡は、従来の串カツにありがちな脂っこくて胃にもたれるものではなく、油ぎれが良いので軽やかでエレガント。シーフード、肉、野菜など、質の高い新鮮な食材を使い、シェフが目の前で美味しい串焼きを作ってくれます。料理と組み合わせる豊富なワインのバラエティがありますが、私が特にお勧めしたいのはローズシャンパンです。

  

銀座 串かつ凡


著名人も訪れる隠れ家で、独創性と発想力に満ち溢れたお料理とお酒のマリアージュを楽しむ

赤坂の裏路地に佇む創業20年を超える隠れ家レストラン「燻」。オーナーシェフである輿水氏は、食材の扱いが独創的。酒と料理の完全ペアリングコースのみを提供し、ジャンルを超えた料理とのマリアージュを楽しめる。




Robert Driscoll氏

2015年にアマン東京ホテルのヘッドコンシェルジュから、赤坂にある『燻』の存在を聞かされました。「熊さん」のニックネームを持つシェフの輿水氏は形式や伝統を気にすることなく、ひたすらに美味しい和食、ワインの創作カクテル、独創的なカクテル、そして珍しいウィスキーやリキュール、古いヴィンテージマデイラを提供してくれます。居心地の良い地下レストランに足を踏み入れて、プライベートクラブのような雰囲気の中で巨大なぬいぐるみのクマの隣に座り、名物のフォアグラとトリュフオムレツ、和牛の刺身、さらにはとんかつ、1950~1960年代のブルゴーニュワインを召し上がってください。

  

くろ﨑
渋谷の鮨デートや個室接待で選ぶべき、一つ星の口福鮨

多くの飲食店がひしめく渋谷の街の喧騒から離れ、宮益坂をのぼりきった先にある『くろ﨑』。黒を基調としたシックな外観と、清廉な白木カウンターとのコントラストが、職人が立つ名店にふさわしい緊張感を生み出す。世界的グルメガイドブックでは一つ星を獲得している。




Robert Driscoll氏

渋谷駅から歩いてすぐの9席の鮨カウンター、東京を訪れるたびに足が向いてしまうレストランです。有名ガイドブックの星を誇る『くろ﨑』は、地元ならではのリラックスした陽気な雰囲気に包まれています。美味しい鮨を際立たせてくれる日本酒。江戸前寿司の伝統をしっかりと根付かせつつも、現代のトレンドも取り入れた大将・黒崎一希氏は、米酢と赤酢をブレンドしたバランスの取れたシャリを用いて素晴らしい鮨体験を提供してくれるでしょう。しかも黒崎氏は英語も堪能ですので、外国人を交えてのディナーも快適に楽しめます。

  

くろ﨑

パレスホテル東京 鮨 かねさか
一つ星「鮨かねさか」の名を継ぐ、本物の質を追求した江戸前鮨

丸の内にある、日系ホテルで唯一の五つ星ホテル「パレスホテル東京」。江戸前鮨『鮨 かねさか』は、その6階に店を構える。金坂真次氏が率いる「かねさか」グループは、東京都内に6店舗、海外に3店舗を展開しており、ここパレスホテル店は『鮨かねさか』の名前を継ぐ唯一の店である。




Robert Driscoll氏

2007年、金坂真次氏が銀座で有名ガイドブックの星を受賞したときに、私は彼の鮨を味わいました。 3つ星の斉藤貴史シェフを含む東京の一流鮨職人を訓練したことでも知られていて、シンガポールに『Shinji』をオープンしており、シンガポールに行くたびに訪れるレストランです。横井琥珀の赤酢による軽い味付けのシャリを使用したかねさかの鮨は、伝統的な江戸前の技法と魚の吟味に焦点を合わせています。ホテル内の店舗ということもあり、レストランは週7日ランチとディナーの両方での利用が可能です。

  

パレスホテル東京 鮨 かねさか

鮨 薪介
語学や接客力も磨いた若き店主が目指す、美味しく楽しい江戸前鮨

「自分一人の力では、いい店はつくれません。お客様、食材、スタッフへの『愛情』を最も大切にしています」と語る店主・水谷氏。ゲストやスタッフとともによりよい空間をつくりあげ、美味しく幸せになれる鮨店が、水谷氏の理想とする店だ。




Robert Driscoll氏

水谷薪介氏は銀座の『鮨 竜介』で修行を積み、ホノルルの鮨銀座おのでらでオープニングシェフを務めて、2017年独立しました。麻布十番駅から徒歩わずか2分の場所にある見事な装飾のレストランです。毎日ランチとディナータイムの営業をしており、ほぼ一人で切り盛りしていることが信じられないほど。シェフは控え目な方で江戸前の技に熟練していますが、創造的で斬新的な個性を発揮してユニークな食材の組み合わせに挑戦することに意欲的です。豊洲(旧築地)市場で有名なマグロ卸しの「やま幸」から調達したマグロは、竜介での食事のハイライトです。シェフは英語にも長けており、彼の鮨に合う考え抜かれた酒の組み合わせを提供しています。彼の鮨に深い感銘を受けた私は、なんと2週間の滞在時に3回も訪れてしまいました。

  

鮨 薪介

鮨 桂太
名店仕込みの江戸前鮨を、リラックスして味わえる築地の一つ星鮨店

日本中から最高級の食材が集まる東京・築地。市場とは少し離れた築地本願寺の裏手に2017年9月に開業したのが、『鮨 桂太(けいた)』。2019年度版の世界的グルメガイドブックにて、一つ星を獲得した。




Robert Driscoll氏

2017年9月に築地市場オープンしたばかりのときに『鮨 桂太』を訪問できたことはとてもラッキーでした。最初の外国人来店者として、人気が急上昇してしまう前に青山桂太氏の伝統的なアカシャリを特徴とする江戸前鮨を味わうことができたのです。そのとき、私は『鮨 桂太』の明るい未来と有名ガイドブックの星を予測し、翌年それは実現しました。札幌の二つ星『鮨菜 和喜智(わきち)』で修行を積み、『鮨 水谷』で2年半、『鮨 太一』で3年半の研鑽を重ね、30歳で独立を果たしています。青山氏と奥様が7席のレストランを切り盛りし、英語は話されないにもかかわらず、居心地の良い快適な空間を作り出してくれています。

  

鮨 桂太

鮨 竜介
老舗で培った技術と経験による、いま食すべき「楽しい鮨」

白木の一枚板でできたカウンターは7席のみ。限られたものだけが大将の前に座ることを許され、その凛とした鮨を堪能することができる。限られた時間と空間で、ゲストを最大限に楽しませる大将の心意気が店の随所に現れている。




Robert Driscoll氏

季節のコロッケ(カニは特に美味しいです!)とすりおろしたトリュフやキャビア添えの白身魚の刺身でその名を知られる『鮨 竜介』。大将・山根竜介氏のお店はカウンターが7席のみ。銀座で名高い『銀座久兵衛』のベテランではありますが、彼のおまかせメニューは伝統的な江戸前鮨の厳格さに囚われていません。丁寧な仕事が光る握りは、ネタに合わせて赤酢か白酢のシャリを使い分けます。そして、大将はとてもフレンドリー。大きな笑顔で出迎えてくれるでしょう。

  

鮨 竜介

HAJIME
美しき地球と生命を「料理」という芸術で表現するHAJIMEの世界

有名ガイドブック史上最短期間での三つ星獲得、「アジアのベストレストラン50」や「Foodie Top100」へのランクインなど、世界が注目するレストラン『HAJIME(ハジメ)』。食べ手にとって『HAJIME』の世界観に身を置くということは、単に「料理を食べる」という行為ではなく、「芸術作品で綴られたメッセージやストーリーを、五感を使って感じとる」という表現が正しいだろう。




Robert Driscoll氏

アートと美食が交わる点で試行錯誤を続けるシェフ米田肇氏。ユニークで審美的なレンズを通して表現された料理哲学は、洗練されたアートギャラリーのごときシックで落ち着いたダイニングルームに置かれた芸術の域の料理をもたらします。シェフの名物料理は「地球」です。その料理のDNAは著名フランス人シェフ、ミシェル・ブラの有名なGargoillou料理にありますが、シェフ米田肇氏は視覚的に素晴らしい方法で約100もの野菜を組み合わせて表現します。4時間かけての『HAJIME』のフルコースを通じ、唯一無二の世界観を五感で味わってください。

  

HAJIME

鮨 なかむら
独自のセンスで新しい江戸前鮨のスタイルを生む、六本木の一つ星鮨店

名店が軒を連ねる六本木エリアに店を構える『鮨 なかむら』。新しい江戸前鮨のスタイルの確立を目指し、包丁の入れ方や調理法を工夫しながら生み出される独自の鮨やつまみが評判を呼び、多くの鮨ファンが訪れている鮨店だ。




Robert Driscoll氏

活気のある六本木の脇道に位置する有名ガイドブック星の『鮨 なかむら』は、まるで京都の暗くて隠れ家的な鮨屋のような気分にさせてくれます。手の込んだ鮨はもちろん、日本酒にもこだわっており「十四代」等を揃えています。大将・中村 将宜氏は鮨に関してはほぼ独学ながら、赤酢と米酢をブレンドして心地よい酸味を際立たせています。『鮨 なかむら』は大半の高級鮨店よりも遅くまで営業しているので、遅めの鮨ディナーをお探しの方に最適です。

  

鮨 なかむら
※記載されている情報は2019年5月10日のものです。




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グルメサイトや有名ガイドブックで評判のレストラン、シェフがオススメする隠れた名店、表に出ない会員制のレストランなど、東京をはじめとする日本全国の本当に信頼できるレストラン約820店舗(2018年11月現在)と提携し、掲載しています。東京、横浜、京都、大阪などの都市部を中心に820以上のレストランを掲載。海外のお客様でも利用できるよう、英語でのご予約も可能となっています。私たちが目指すのは、言語の壁や決済の不便さなどを感じることなく、世界中の人々に日本が持つ最高の食文化を体験していただける、そんな世界を作り上げることです。
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