銀座7丁目のビル2階に店を構える『安達直人』。「料亭の料理をもっと気軽に楽しめる店」をコンセプトに、旬の食材を使った手間暇かけた料理が楽しめる日本料理店だ。
店主の安達氏は、神田の老舗割烹店『藤むら』、赤坂の料亭『きくみ』で研鑽を積み、鰻割烹店の新規事業で和食店を立ち上げ料理長を務める。その後、鮨店やいくつかの日本料理店を経て、2013年11月、自らの名前を店名に掲げた『安達直人』をオープン。有名グルメガイドでは一つ星を獲得している。
食材は産地やブランドにはこだわらず、夏に仕入れる熊本県産の浜締めの鱧や、山形の契約農家から直送する野菜など、その時期に入る良質なものを安達氏が厳選。料理は8品で構成したおまかせコースを基本とし、特に旬の魚を具材にしたお椀と野菜を中心とした煮物は、お店が目指す日本料理をシンプルに表現している。お酒は日本酒を売りにしており、珍しい銘柄も含め7~9種類を用意。世界各地のワインも取り揃えている。
オフホワイトを貴重にした少し明るめの店内は、カウンター6席と4名がけのテーブル席が2卓。カジュアルな接待や記念日の利用だけでなく、英語のお品書きも用意し、全体の2~3割は海外からのゲストも来店している。安達氏の穏やかな人柄も魅力で、日本料理のおもてなし、心配りも大切にする銀座の隠れ家だ。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
東京メトロ銀座線「銀座」駅 B3番出口より、徒歩4分