東京・新橋にある割烹料理店『割烹 室井』。日本料理の伝統を基に、自由な発想と匠な技を活かして料理を生み出す。店主が自らが採ってくるという天然キノコを、贅沢に使用したキノコ料理が話題をよんでいる。
長年、銀座の名店で修業を積んだ店主の室井氏は、契約農家や築地から食材を仕入れるだけでなく、6月中旬~11月中旬のキノコの時期には、毎週山にキノコ採取に出かける。金曜日の夜に都内を出発し、土曜日の朝に山に入り、そして収穫した新鮮なキノコをゲストに提供するために、土曜日も店に立つのだ。往復700kmを運転し、福島の会津、那須高原、富士山、八ヶ岳、菅平、野沢温泉、岩手山など、様々な場所に出向く。現在は140種類以上のキノコを採取しており、キノコ好きの食通たちは、毎年キノコシーズンにこぞって『割烹 室井』に足を運ぶという。
魅力はキノコ料理だけにとどまらない。『割烹 室井』のコースは、「メニューのない料理」として、訪れるたびに違う料理が提供されるという愉しみがある。また、コースの最後の食事が、稲庭うどん・キノコのパスタ・店主が握る味噌おにぎり・鰹出汁で作ったスープカレーなど、約20種の中から「好きなものを好きなだけ、好きな量だけ」選べるとあって、これを愉しみに繰り返し足を運ぶゲストも少なくないという。
店内は、デートや気軽な会食にオススメのカウンター席や、テーブルとお座敷(掘り炬燵)が選べる完全個室(2~4名様までと、4~18名様まで)が用意されており、英語対応やベジタリアン向けのメニュー(予約時相談)も対応可能なので、接待や海外ゲストのおもてなしにもふさわしい空間が約束されている。ぜひ、色々なシチュエーションにて、季節のキノコ料理や〆のお食事を存分に堪能していただきたい。
【アクセス】
■東京メトロ銀座線「新橋駅」1番出口より徒歩3分
■JR「新橋駅」銀座改札より徒歩5分