京都・銀閣寺からほど近い場所に店を構える『Tatsuki (タツキ)』。「何を食べたか印象に残る料理を提供するレストラン」をコンセプトに、シェフ・藤原達樹氏の独自の感性が光るフレンチレストランだ。
藤原氏は、『西洋膳所おくむら』『三友居(さんゆうきょ)』『ロテルド比叡』『La Cachette(ラ・カシェット)』(フランス・ヴァランス)で研鑽を積み、2011年に独立。確固とした自らのスタイルがありながらも新しい手法を取り入れていく柔軟さで進化し続ける料理は、多くのゲストを魅了し続けている。
コースは1皿1素材にフォーカス。丹波牛や大原の無農薬野菜など、藤原氏が生産者に直接会って目と舌で確かめた旬素材を使用し、それらの素材をどのように調理すれば一番美味しく食べられるかを考えながら作られた10皿で構成。シンプルに仕上げた料理だけでなく、フレンチでは珍しい「握り鮨」を取り入れているのも特徴。酢飯は、赤酢と米酢をその日の鮨ダネに合わせてブレンドを変えており、鮨ダネは江戸前鮨をベースに、サンマ、タコ、ヒラメなど、素材によって仕込み方を変更。シンプルに塩でいただくものや、ヒラメは軽く昆布締め、マグロならタプナードを合わせることも。また、メインの肉料理には、ご飯とちりめん山椒を付けているのも面白い。
シンプルで清潔感のある店内は、テーブルが3卓のみで、ゆとりのある空間。大切な人と一緒に、ゆっくりと特別な時間を過ごしたい時にオススメしたいレストランだ。
■アクセス
京阪本線 「出町柳」駅から市営バス5-17号系 「銀閣寺通り」下車、徒歩2分
「京都」駅より、タクシーで約22分