昭和の文豪・池波正太郎が愛し、彼が命名した「千代田御膳」のコース料理をもつ「花ぶさ」。老舗らしい風格と下町らしい親しみやすさを併せ持つ和食店である。手さばきが楽しめる1階のカウンター席、10名まで可能な2階の個室、30名までOKの3階の座敷と、バリエーション豊富な席が用意されている。
料理は鮮魚や旬の野菜をふんだんに使用した、丁寧な仕事ぶりが光るコースのほか、旬の時期にははも、ふぐといった食材を使ったコースも提供される。ダシの深みを感じる煮物や旬の鮮魚の焼き物など、日本料理らしい繊細な味付けに仕上げた逸品が客人をもてなしてくれる。
大将が大切にしているのは“料理は素材と、おいしいものを食べてもらいたい気持ち”。相手に喜んでもらいたいというおもてなしの真髄が随所に感じることができる。