“モダンヨーロピアンスタイル”という祇園のイタリアンレストラン。京野菜やジビエを使った独創的な料理を五感すべてを使って味わうことができる。
2011年、古美術店や骨董屋が軒を連ねる新門前通りに、「祇園245」はオープンした。京の風情漂う町家の格子戸を開けると一転、モダンな全面ガラスのドアが出迎えてくれる。店内には自然光が射し込み、明るくエレガントな雰囲気。床の透明なガラス部分からは床下のワインセラーが見えるなど、凝った造りになっている。
オーナーシェフ 吉岡正和氏は、京都「CANOVIANO(カノビアーノ)」出身。前店と同様、ふんだんな旬の京野菜と京都・美山のジビエなどを使った料理を得意としている。スペシャリテのひとつ「鶉卵と三河産鰻の燻製」は、可愛らしいガラスの器に煙をまとって登場。香しいスモークの香りとともに半熟の鶉卵と熱々の鰻を一口でいただく。五感全てを使って味わうこの料理は、コース中に必ず供される。毎年ヨーロッパ各地を訪れ、体験してきた食文化を料理に反映させるという吉岡シェフ。イタリアンの枠にとらわれないオリジナリティ溢れる料理で、ファンを増やし続けている。カウンター8席のほか、奥には6名の完全個室があり、大切な方の記念日や会食利用にも最適だ。
■アクセス
・京都市営地下鉄東西線「三条京阪」駅より、徒歩5分
・京阪本線「祇園四条」より、徒歩7分