西麻布の交差点近くに、完全オートクチュールの稀有な鮨屋がある。『西麻布 拓』である。六本木駅や広尾駅からは徒歩15分と離れた場所にあるが、魅力的なレストランが多く集まる西麻布エリアは、東京のグルメが集まる激戦地とも言える。そんな中で、『西麻布 拓』はグルメガイドで一つ星を獲得している、正真正銘の鮨の名店である。
ゲストとの一期一会の出逢いを大切にして、TPOや好みに合わせた、完全オートクチュールのおまかせコースをアドリブで作り上げていく。新鮮な旬の食材をふんだんに使用し、つまみと鮨の双方を、一度食べたら忘れられない味わいの逸品に仕上げる。握りの要となる酢飯は2種類を使い分けており、貝類や淡泊な白身の魚には米酢、大トロや熟成させた濃厚な味わいの魚には赤酢と、味わいのバランスを巧みに操っている。この細やかで丁寧な仕事が、絶妙な味わいをもたらしている。大将の「おまかせ」コースならば、つまみと握りが交互に20種程度供され、日本酒・焼酎やシャンパーニュなど、お酒とともにゆっくりと味わうことができる。ソムリエ厳選のワインはブルゴーニュワインが中心で、日本の歴史ある江戸前鮨との相性も抜群。相乗効果でうま味を引き立て合うのだ。グラスワインは5~7種も用意されており、「鮨とワインの店」としてマリアージュを愉しめるのが、『西麻布 拓』の魅力の一つである。
高級感あふれる店内は、ゲストの居心地の良さを重視し、カウンター(8席)の高さや使い勝手などが考慮されている。コンクリート打放しの壁や赤レンガ風の焼台など、肩肘張らずに過ごせるようにと、和モダンのデザインで空間が演出されている。深夜まで営業しているため、接待・会食のみならず、遅い時間からのお一人様利用やデートでも活用できる。カウンター付の個室(4~6名様)は、お忍び利用や海外ゲストのおもてなしにもオススメ。大人の街・西麻布にて、鮨とワインが生む極上のマリアージュを、ぜひ堪能していただきたい。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
【アクセス】
■西麻布交差点より徒歩3分
■東京メトロ千代田線「乃木坂駅」より徒歩5分
■都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩15分
■東京メトロ日比谷線「広尾駅」徒歩15分