2017年2月、南麻布の高級住宅街の一角にオープンした、一軒家の中国料理店『茶禅華(サゼンカ)』。エグゼクティブシェフ・川田智也氏による、日本らしい精神と食材によって「最高のおもてなし」と「最高の料理」を新しい中国料理として提案するという、名実ともに先鋭的なレストランである。
川田シェフは、西麻布「麻布長江」にて中国料理を、そして三つ星レストラン「日本料理 龍吟」にて日本料理を学んだ後、台湾「祥雲 龍吟」の立ち上げに参画し、副料理長を務めた。この実績を活かし、四季ある日本の旬食材に、中国料理の技法や炭火焼などの調理方法を用いた料理コースで、「日本の中国料理」を世界に発信していく。茨城県の窒息鳩を使用した「仔鳩の料理二種」は、モモ肉を中国料理ならではの伝統技法で、ムネ肉を炭火で火入れをして現代的に仕上げる、一皿で二種類の仕立ての鳩を同時に楽しめる逸品である。料理に合わせるドリンクには、ワイン・日本酒・紹興酒などを織り交ぜたアルコールのペアリングコースほか、「お酒が苦手なお客様にも料理とのペアリングを楽しんでほしい」との川田シェフの想いから、中国茶や日本茶を様々な温度帯と提供方法で合わせるティーペアリングも用意されている。
シックでラグジュアリーな空間は、1階のメインダイニングと1階と2階にある3つの個室から構成されており、接待・会食やデートにふさわしい。言語は「日・英」の二カ国語に対応しているので、海外ゲストのおもてなしにも喜ばれるだろう。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて三つ星を獲得
【アクセス】
■東京メトロ日比谷線 「広尾駅」1番出口より徒歩10分