東京・神保町にある、「料理と器が楽しめる鮨屋」がコンセプトの『鮨 よしの』。九谷焼を中心に、有田焼や京焼などこだわりの器たちが、料理と鮨を華やかに演出し、空間すべてを盛り立ててくれる。
大将の西本敬一氏は、大阪と東京・丸の内や新橋の鮨屋で研鑽を積み、2016年に独立した。熟練した職人技で、江戸前鮨をメインとしたおまかせコースを、独自の日本料理を織り交ぜながら展開する。たとえば初夏には、定番の「季節野菜のすりながし」にアスパラガスを使用し、「胡麻豆腐」には夏野菜の餡をかけるなど、旬食材を活かす。鮨の仕上がりを司るすし酢には、千葉県の私市(キサイチ)醸造の赤酢を中心に、全国各地から取り寄せた7種類の酢をブレンドしており、コハダなどの〆物と抜群に相性がいい。料理と鮨に寄り添う日本酒は純米酒が厳選され、九谷焼の色彩豊かなおちょこで飲むという粋を味わうことができる。
店内は、銀杏の木からなる一枚板のカウンターと、テーブル席という小さな空間。カジュアルな会食や、サプライズのバースデーケーキで祝う記念日にもオススメである。鮨屋で大切な一日を過ごすデートはなんとも日本らしく粋ではないだろうか。また、小学生以上のお子様のご来店が可能なので、家族利用もオススメである。
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