大人の遊び場として賑わいをみせる赤坂の、表通りからしばし坂道を上った一角に静かにたたずむ『メゾン・ド・ユーロン』。1995年のオープン以来、ヌーベルシノワの代表格として常連客に愛されてきた中華の名店である。
料理長の阿部淳一氏は、『上海錦江飯店』や青山『オーセ・ボヌール』にて研鑽を積み、当時から“炒めの達人”として注目されていた。1995年の『メゾン・ド・ユーロン』立ち上げ時から料理長を7年勤めた後独立し、2008年の店舗リニューアルに伴って再度同店に招聘され、腕を振るっている。
コースのみとなっており、ランチではフカヒレの姿煮込みコースとシェフおすすめコース、ディナーでは全てのコースに同店スペシャリテ「遊龍特製 フカヒレ姿煮込み」を組み込む。宮城県気仙沼産のフカヒレを、醤油ベースでじっくりと煮込んだ姿煮で、繊細な火入れ技術と膨大な手間がかけられている。見た目はまっ黒、それでいてまろやかで上品な味わいをもち、この“黒フカヒレ”を目当てに足を運ぶ常連客も少なくない。冬季は上海蟹を使った料理がお勧めで、なかでも人気は「上海蟹の姿蒸し」。生きたままの上海蟹を豪快に蒸し上げたのち、殻を剥いた状態で美しく盛り付けて供されるため、ゲストは手を汚すことなく冬の味覚を堪能できる。
また中華とワインのマリアージュを積極的に勧めており、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ地方のワインを中心に常時300種類以上をご用意。前菜からメインにかけてだんだんと濃い味に向かっていく料理に合わせ、ソムリエがワインをセレクトするペアリングが好評だ。
フロアはテーブル席が28席、個室は3部屋用意しており特別な接待や記念日で多く利用されている。記念日には無料でプレート等を用意するなど、上質を好むゲストからも好評のサービスも、極上の料理とともに味わいたい。
■アクセス
東京メトロ千代田線 赤坂駅 3b出口 徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線・銀座線 赤坂見附駅 10出口 徒歩10分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線 青山一丁目駅 3出口 徒歩11分