幻といわれる高級黒毛和牛と、日本一と名高い生本鮪。日本人にとって究極のご馳走といえる二大食材を一度に味わうという贅沢を叶えられるのが、麻布十番にある『尾崎幸隆』。
使用する牛肉は、国内外のトップシェフが指名買いするという宮崎県の「尾崎牛」。防腐剤・抗生物質不使用の完全無農薬の飼料と天然の湧き水を与え、30ヵ月以上の期間をかけて大切に肥育するため、年間出荷頭数はわずか1000頭あまり。赤身のおいしさにこだわった牛肉は、とろけるような肉質と、くどさのないあっさりとした脂の甘みが特徴だ。
そして鮪は、築地場内に650以上あると言われる鮮魚仲卸の中で、鮪の取引量トップクラスを誇る「やま幸(やまゆき)」。高級鮨店や料亭のシェフが多く常連に名を連ねる、いま築地で最も勢いのある仲卸である。
それぞれの代表の名を冠した『尾崎幸隆』では、夢のコラボレーションをおまかせコースでじっくりと堪能できる。例えば鮪は、頭の付け根からとれる希少部位「突先(とっさき)」の小丼や、握りで。尾崎牛は、赤身のたたきやサーロインの炭火焼きなど、素材そのものの味をストレートに楽しませてくれる。〆には、2種類の米の食べ比べを楽しんだ後に、贅沢なトリュフ卵かけご飯を。最後まで、食材のもつ力を存分に感じられる内容となっている。
有名デザイナーの森田恭通氏が手掛けたシックな雰囲気の店内には、ライブ感溢れるカウンターと、個室が3部屋。デートや接待はもちろん、お忍びで通う著名人も少なくない。隠れ家的なシチュエーションもまた、特別感を高めてくれるスパイスになるだろう。
■アクセス
東京メトロ「麻布十番」駅1番出口より、徒歩3分