博多を代表するフランス料理店『レストラン・ジョルジュマルソー』のオーナーシェフ・小西晃治氏が手掛ける姉妹店として、2012年12月にオープンした『デフィ・ジョルジュマルソー』。場所は、福岡の繁華街の中でも特に高級な飲食店が多く、福岡一のブランドエリアと言われる西中洲。天神中央公園 (貴賓館側)の隣に建つビルの2階にあり、大きな窓の外に見える緑と、温かな日差しが抜群の心地よさを生み出している。
料理長は松岡孝治氏。『ロアラブッシュ』(東京・青山)を経て、福岡の『レストランひらまつ』で修業後、『レストラン・ジョルジュマルソー』の前身である『ビストロ炎』から『レストラン・ジョルュマルソー』にて小西氏のもと研鑽を積んだ。
店名に冠した「デフィ」とは、フランス語で「挑戦」の意味。フランス料理をベースにしながら、さまざまな国の料理を融合させた料理をコンセプトに掲げ、その日に入った食材を最適な調理方法で提供する。食材は九州の中でも信頼できる生産者を厳選。海の幸は「嶋﨑鮮魚」(佐賀・唐津)から活魚で仕入れ、店で丁寧に神経抜きをした鮮度抜群のものを使用する。
料理の中でおすすめなのが、松岡氏の実家の菜園や福岡近郊の農家から届く新鮮な野菜を使った料理や、さまざまな調理法で作り上げる九州プレミアムカレー。カレーは、豪華寝台列車「ななつ星in九州」でも提供されていたもので、九州産の素材にこだわり抜くという『ジョルジュマルソー』のコンセプトが表現された一皿でもある。また、ワインも、フランス産を中心にしながら、「大分県安心院ワイナリー」や「熊本ワイナリー」などの九州産をリストに入れている。
内装は、木の温もりを生かした温かみのある雰囲気で、ショープレートやバターナイフ、箸置きなども木製品で統一。熊本・玉名郡の木彫家、上妻利弘氏の作品や、京都・市原平兵衛商店の箸など、機能美を備えたカトラリーが、食事の時間をより一層上質なものにしてくれる。
■アクセス
・地下鉄空港線「中洲川端」駅1番出口より、徒歩5分
・西鉄福岡「天神」駅北口より、徒歩10分
・西鉄バス「市役所北口」より、徒歩4分