渋谷から急行で約20分、「たまプラーザ」駅から徒歩4分の住宅街に店を構える『手打そば 風來蕎(フウライキョウ)』。店で自家製粉するそばを目当てに、地元客を中心に人気を博し、グルメガイドでは一つ星を獲得している。
店主は吉田多加展(ヨシダ タカノブ)氏。フランス料理店のサービスを経て、東京・八王子のそばの名店『手打そば 車家(クルマヤ)』で3年間修業し、2006年7月に独立。「和服の女将が接客するそば店」をコンセプトに、着物を着た奥様が中心となって接客。店内の随所に生花を置くなど設えを工夫して、女性的なイメージを持たせた店づくりを行なう。
『手打そば 風來蕎』で使用するそばの実は、修業先の『車家』で使用している新潟産の無農薬栽培のものや、群馬、北海道、会津から丸抜きで仕入れ、店で自家製粉する。そば粉は2種類をブレンドし、温かいそばのおいしさも考慮して、9割で打つ。
コースは、生ハムやレバーペーストなど洋風の前菜を入れながらも、そば店らしく、そばがき、季節の一品、天ぷら、〆のそばといった和洋折衷の構成。また、土日はポケットコンシェルジュ限定で、10,000円のプレミアムコースのみ、玄蕎麦から手挽きしたそばをいただくことができる。お酒は、そばと相性の良い日本酒を10種類、フランスやスペインのワインを赤と白で2種類ずつ用意する。
店内は、吉田氏が山口県出身であるため、高校生活を過ごしたという萩の「城下町の土塀」をテーマに、和モダンのデザイン。カウンター7席、2名掛けや4名掛けなどのテーブル席が計31席。テーブル間に仕切りを設けることで、半個室感覚で食事を楽しむこともできる。女子会、同窓会、記念日、お祝い事のほか、お子様からご年配の方まで幅広く利用可能。世代間が交流する憩いの場で、至福のひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
■アクセス
東急田園都市線「たまプラーザ」駅より、徒歩4分