六本木駅から徒歩3〜5分、外苑東通りの路地裏から、さらに一本入った隠れ家的な場所に店を構える日本料理店『料理屋 橘』。“日本文化を味わい育む”と言う意味を込めて「日本を味(み)る」をコンセプトに、日本の食文化だけでなく、器やグラスをつくる日本の現代作家を世に広めていけるような店づくりを行なう。
店主は橘 幸成(タチバナ コウセイ)氏。地元である福岡の和食店で鮨、日本料理を学んで上京。浅草や日本橋、新宿の日本料理店で修業し、料理長も経験。その後、パークハイアット東京『梢』に13年勤め、副料理長に就任する。そして、2017年11月に独立し、『料理屋 橘』をオープンした。
茶道を嗜んでいる橘氏は、コースの随所に「お茶」へのこだわりを打ち出している。ゲストが着席してまず初めに提供するのが、福岡・八女の伝統本玉露「一煎」。カウンターの中央に設けられた茶釜で、鹿児島・垂水の天然温泉水「櫻岳(オウガク)」を使用したお湯で淹れており、深い旨みと香りが特徴だ。また、この茶がらを使い料理として提供し、コースの最後には、橘氏がたてた抹茶をいただくことができる。
カウンターでのライブ感も魅力で、お椀に使うだしは、ゲストの目の前でマグロ節と2種類のカツオ節を削り、ひきたての一番だしを味わってもらう。また、お造りは迫力のある大鉢で提供。氷を敷き、全国から厳選した旬の魚介類を盛り込んでいる。器は、岡本作礼(オカモトサクレイ)氏など、現代作家のものを中心に使用する。
漆喰調の壁に仕上げ、清潔感のある店内は、センを黒塗りにしたシックなカウンター8席と4名がけの個室が1 部屋。記念日やデート、接待など、幅広く利用可能。寛ぎの空間で、日本の文化が味わえる注目店だ。
※5~8名のご予約はお問い合わせフォームからご依頼ください。
■アクセス
東京メトロ・都営「六本木」駅より、徒歩3〜5分