豊かな海と多くの島を抱える広島県呉市に、ひっそりとたたずむ隠れ家的なフランス料理店『Amiral(アミラル)』。「その日、そのお客様の為だけに作る料理」をコンセプトに、昼夜各一組限定で営業し、オーナーシェフ・永島茂明氏が調理とサービスを行なう特別感のあるレストランとして注目を集めている。
永島氏は、広島市内のレストランで修業後、モロッコの日本大使館で公邸料理人を務め、海外から訪れるさまざまなゲストにフランス料理を振るまい、外務大臣より「優秀公邸料理長」を表彰。そして、帰国後の2013年3月に『Amiral(アミラル)』をオープン。瀬戸内圏で唯一、ゴ・エ・ミヨ2018「期待の若手シェフ賞」を受賞し、有名グルメガイドでも一つ星を獲得している。
料理は、一つの素材にフォーカスしたシンプルな一皿が特徴。例えば、倉橋島のトマトの果肉とエキスを重複させ、調味は蒲刈島の藻塩と江田島のオリーブオイルのみといった料理などで、見た目はシンプルだが口に運ぶと多角的に凝縮された味わいが弾ける。また、その日の要望に合わせて料理を作っており、ハラルやベジタリアンにも対応している。
ワインはフランス産を中心に、アルゼンチン産、ルーマニア産など幅広く揃え、ゲストの好みを聞きながら提案。日本酒は、地酒である「華鳩」のみ置いており、コニャック、カルヴァドス、マール、ウイスキーなどの食後酒も充実する。
店舗は、和を感じる木目調の引き戸を開けると、シックで上品な空間が広がり、オープンキッチンの6名がけのカウンター席と、6名まで着席できるテーブル席がある。ゲストはカウンターかテーブルのどちらか好きな席を選べ、貸切のため、周りを気にすることなく利用でき、記念日やデートに最適。『Amiral(アミラル)』に予約を入れた、その1日は、特別な時間が約束されるに違いない。
■アクセス
JR「呉駅」より、タクシーで5分
JR「呉駅」より、徒歩15分