極上のパウダースノーで注目を集め、いまや世界中から観光客が集まる人気のリゾート地として知られている北海道・ニセコ。海外からのゲストにも北海道のすばらしい食を伝えたいと、2016年11月にこの地にオープンしたのが『炉ばたにせこ浪花亭』である。北海道・すすきので創業55年を迎える老舗料亭『すすきの浪花亭』の姉妹店で、地産地消の食材を最高の状態で楽しませてくれると、話題を集めている。
料理長を務めるのは、『すすきの浪花亭』代表取締役の村井 弘治(むらい こうじ)氏。父親である創始者が、昭和37年(1962年)に北海道に移住し、『浪花亭』を開業。同年に村井氏が誕生し、高校卒業後に京都で修業を始め、現在に至る。店主であり、職人としても、食品の開発や発明を得意とし、北海道の「食のサポーター」として活躍。新時代の到来にもかかわらず、「最高の和食と心を込めたおもてなし」の維持を望む。
料理は『すすきの浪花亭』と同じく、最高級の北海道の旬の食材を取り揃え、極上の会席料理のコースに仕上げてゲストをもてなす。また、『炉ばたにせこ浪花亭』では白木のカウンター席の真ん中に焼き場を設置し、臨場感あふれる炉端焼きも名物に。例えば冬のコースでは、根室産のキンキの炭火焼き、炭火で焼いてワインでフランベする北海道産の牛のヒレ炙りなど、地元産の極上食材をゲストの目の前で豪快に調理。さらにコースには新鮮な魚介類の刺身や土鍋の炊き込みご飯、「トマトの三杯酢」など浪花亭名物の料理もバランスよく組み込み、ゲストの舌と目を満足させてくれる。
羊蹄山(ようていざん)も見渡せる贅沢な場所にある、広々とした農場の一角に店舗を構えており、窓の外には冬は雪、夏は豊かな緑がのぞく。料理長との掛け合いも楽しいカウンター席10席のほか、ゆっくりと落ち着けるテーブル席が24席。スタッフは英語が堪能で、海外のゲストを連れていくのにも安心だ。食にこだわりのあるグルメな方に、この土地ならではの極上の食をぜひ味わっていただきたい。
■アクセス
比羅夫駅よりタクシーで10分