食通が集う東京・中目黒で、一つ星に輝くフレンチレストラン『CRAFTALE(クラフタル)』。店名の「CRAFTALE(クラフタル)」とは、「CRAFT(クラフト)=手技」、「TALE(テール)=物語」の二つを重ねた言葉で、「生産者の愛情と情熱をお客様へと紡ぎ伝えるレストランであり続けたい」という想いが込められている。
シェフは大土橋 真也(おおつちはし しんや)氏。『ザ・ジョージアンクラブ』、『ジョエル・ロブション』を経て渡仏。パリ『サチュルヌ』でナチュラルな料理と自然派ワインに出会い、感銘を受けたことが、自身が手がける店づくりの礎となる。帰国後、『レストランアニス』を経て、2015年9月、『CRAFTALE(クラフタル)』のシェフに就任。有名グルメガイドでは一つ星を獲得している。
コースは、それぞれの皿でストーリー性を持たせているのが特徴。2018年より、オープン当初と比べて皿数を増やし、より良い食材を使って、さらにそのプレゼンテーションに磨きをかけている。肉・魚・野菜などの生産者の想いをのせ、一つ一つの演出を複数の皿で構成し、メインの食材やソースを合わせていただくことで、味わいの相乗効果を生み出している。その複数の皿の中には、料理性のあるパンを合わせる「パン・ペアリング」もあり、料理とパンのマリアージュも楽しむことができる。また、それぞれのストーリーをサービスがしっかりと解説することで、まるで物語を聴いているかのような感覚に浸ることができるのも楽しみの一つだ。
大きな窓から目黒川を臨める店内は、白を基調としたナチュラルテイストの無機質な空間。木や石など自然素材の器が料理に温かみを添え、シンプルで凛とした雰囲気の中、リラックスして食事を楽しむことができる。大土橋シェフがつくる食のストーリーを、ぜひ一度体験していただきたい。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
東急東横線「中目黒」駅より、徒歩6分