大江戸線「赤羽橋」駅から徒歩3分、大通りから1本入ったビルの2階にある、一つ星フレンチ『Restaurant L'aube(レストランローブ)』。明治神宮前『Keisuke Matsushima 』の料理長を務めた今橋英明氏と、シェフパティシエールだった平瀬祥子氏、そしてシェフソムリエを務めていた石田博氏の3人が再集結し、2016年にオープンしたのが、この『Restaurant L'aube(レストランローブ)』である。今橋シェフと平瀬シェフパティシエールは、パリやニースでの修業経験をもつ実力者。石田ソムリエは、全日本最優秀ソムリエコンクールで優勝し、世界コンクールでの入賞経験もある大ベテランで、この三者が『L'aube(ローブ)=夜明け・誕生』という名の息の合った三重奏をかなでる。
ランチ・ディナーともに5皿〜7皿で構成されるコース。今橋シェフは、かつて農業と料理人の二足のわらじを履いていた経験を活かし、海に近く、栄養分が濃い畑の土で育つ鎌倉野菜をコースに組み込んでいる。魚は九州・天草から直接仕入れ、肉は国産・海外産にこだわらず、シェフが良いと思うものを柔軟に仕入れている。パティシエがテーブルでパンを割って提供するライブ感や、小菓子が宝石箱から出てくるプレゼンテーションなど、心が思わず浮き立つ演出にも余念がない。ワインはフランスに偏らず、南アフリカ・アメリカ・ジョージアなど新世界のワインもそろえ、ワインペアリングのコースも提案してくれる。
24席の店内には、シャンパーニュの泡を表現した壁面からまばゆい陽光がふりそそぎ、メビウスの輪のような立体的なショープレート(位置皿)も印象的。ダイニングからは、調理場のシェフとパティシエールの姿を臨むことができ、ゲストとの距離感を大切にしながら、記念日や誕生日など、大切な日のかけがえのない時間を、最高に引き立ててくれる。まるで宝石箱のような、非日常レストランのライブ感をあなたにも味わっていただきたい。
■アクセス
都営大江戸線「赤羽橋」駅 中ノ橋口より徒歩2分