京都・烏丸御池駅から徒歩5分の繁華街・堺町通にたたずむ『室町和久傳(むろまちわくでん)』は、京町家をコンセプトにした造りで、京都には珍しい間口が広く開放的なエントランスをもつ。店内には東郷青児の絵画が飾られ、町家特有の美しい中庭も、訪れたゲストの心をなごませてくれる。
料理長・松本進也氏の料理は、季節感を大切にした、野趣あふれるなかにも繊細な味わい。日本の四季を意識し、季節ごとの名物をそろえる。春は花山椒と牛肉のしゃぶしゃぶ、夏は鮎、秋は松茸を鱧で巻いた料理、冬はカニなどが人気だ。日本酒は、和久傳が京都・丹後にある自社の田んぼで完全無農薬のお米から作っているものを厳選。米の品種はイセヒカリ、伊勢神宮にも奉納している御神米だ。野菜も和久傳グループで契約する畑で作っている。栗の木の堂々としたカウンターに座り、目の前で調理された季節の食材をその場で楽しめるというライブ感も魅力である。割烹と料亭の良いところを持ち合わせた店といえる。
客席は、2つの開放的なカウンター(15席・7席)や、大きさの異なる4つの個室(8名~20名)があり、様々な用途や人数に対応する。ご家族連れでも楽しめるように、個室ならば小さなお子様でも入店可能となっていて、お食い初めなどのお子様用ハレの日メニューもそろえている。京都のビジネス街が近い場所柄、社会人同士の利用も多い。四季折々の旬の食材の恵みをビビッドに体現するなかにも、繊細な京料理は必ずゲストの記憶に残るものとなるだろう。
※世界的グルメガイド京都・大阪 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
JR線・近鉄線「京都駅」から京都市営地下鉄烏丸線へ乗換え、
「烏丸御池」駅下車、3-1出口より東へ徒歩5分
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