ナポリピッツアの本場・イスキア島本店の暖簾分けを、世界で唯一許された福岡・薬院の人気店『ピッツェリア ダ ガエターノ』の姉妹店として、2014年9月に『GRIGLIA DI GAETANO(グリリア ディ ガエターノ)』はオープンした。ピッツァがメインの1号店に対し、『グリリア ディ ガエターノ』は、さらに地元の食材にこだわり、食にこだわる大人が楽しめるレストランがコンセプト。料理長・坂田直樹氏は、神戸・大阪のフレンチやイタリアンで約10年経験を積んだのち、地元福岡に戻り、オープンから腕を振るっている。
料理のテーマは、「つねにゲストに寄り添う料理を提供する」こと。ゲストとその場で会話をしながら、好みやシチュエーションに沿ったものを考え、作りあげる料理こそが、その日限りのスペシャリテだと坂田氏は語る。素材へのこだわりもさらに深掘りし、『ガエターノ』創業時から使用している宗像市『すすき牧場』の「むなかた牛」や、完全無農薬・有機肥料使用の「里山サポリ」のイタリア野菜を基本に、シェフ自らが毎日市場に出向いて仕入れる旬の魚介なども取り入れ、九州・福岡ならではのイタリアンを追求している。なかでも、塊肉で仕入れから部位ごとに切り分け、客席でプレゼンテーションしたのち、最適の火入れで調理する「むなかた牛のグリル」は、ファンの多い一品。料理と一緒に愉しむワインは、イタリア産が8割を占め、イタリア各地域の白と赤をバランスよくラインアップするほか、ピエモンテやトスカーナのヴィンテージも揃える。
シックで落ち着いた雰囲気の店内には、シェフズテーブルのキッチンカウンターと、L字のバーカウンターをはじめ、テーブル席やソファ席、テラス席も用意。しっかりとした食事から、軽く一杯というカジュアル利用まで、様々なシチュエーションに対応。とことんゲストに寄り添ってくれるので、「こんな料理が食べたい」というオーダーも大歓迎。レストランの楽しみ方を教えてくれるイタリアンである。
■アクセス
西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)駅」より徒歩10分