福岡・小倉の、表通りから一本入った静かな土地に、小さな看板を掲げ佇む『 Bekk (ベック)』。オーナーシェフ・菅沼康二氏は、福岡・北九州・京都でイタリアンの経験を積み、出身地である福岡・小倉で2012年に店を開業した。オープン以来「Bisteria Bekk(ビステリア ベック)」として、カジュアルにイタリアンを楽しめる店をコンセプトに世界的グルメガイドにも掲載されたが、オープンして10年となる2022年11月に、店名を「Bekk(ベック)」に改め、リニューアルオープンを果たした。
コースの特徴は、「九州の四季」と「生産者の想い」を感じられることだ。九州の生産者から仕入れた食材を中心として構成されるコースには、自然本来の環境で育った“カラダにも心にもやさしい食材”を使用している。野菜は、できる限り完全無農薬・無肥料の自然農で育てられた在来種・固定種を使用し、肉は自然放牧黒毛和牛で知られる鏡山牧場の「八崎牛」、魚介は九州近海でとれた天然ものを中心に信頼のおける生産者から仕入れたものを厳選している。また、菅沼氏がイタリア料理をはじめる原点となった「パスタ料理」にもこだわりが詰まっている。「お客様が足をお運びいただく度に違った味わいを楽しんでいただけるよう、コースの中に二種類のパスタをご用意している」と菅沼氏。手打ちパスタや包みパスタ、ロングやショートなど、シェフ独自の趣向を凝らしたさまざまな逸品が提供される。
店の名物の一つであるワインはイタリアワインが中心で、食前酒や食後酒など様々な種類を取り揃えており、お客様の好みやお料理に合わせて、ペアリングを提案。店内は、臨場感溢れるカウンター席と、プライベートな空間で楽しめるテーブル席など記念日やお祝いごとにはもちろん、何気ない日常の食事まで様々なシチュエーションに合わせて使い分けることができる。
食に興味がある方、食べることが純粋に好きな方にこそ、九州の土地でしか味わえない「四季の味わい」と、菅沼氏を通して感じることのできる「生産者の想い」を堪能していただきたい。
■ランチご希望の場合は店舗に電話にてお問い合わせください。
■アクセス
北九州モノレール「旦過」駅より徒歩3分