地下鉄「銀座一丁目駅」から徒歩5分ほど、ビルの地下1階部分に、ひそやかにある隠れ家的な『銀座 sasuga 琳(さすが りん)』。店主・新井大琳(あらい だいりん)氏は18歳でそばの道へ進み、30歳の時に上京。『日本料理 松下』で和食を修業後、姉妹店の蕎麦屋『松庵』で料理長を任された。その後、(グルメガイド2018年度版)一つ星『銀座 蕎麦 流石』に入り、2013年に暖簾分けという形で独立を果たしたのが、『銀座 sasuga 琳(さすが りん)』である。十割の手打ち蕎麦と自家製うどんが評判となり、グルメガイドにも連続で掲載されるなど、名声は日々高まるばかりである。
『銀座 sasuga 琳』の姉妹店『流石』譲りの蕎麦は、のど越しよく香り高い。また、うどんつゆは、カツオ節をメインにうま味のしっかりとした無添加のだしをとり、飲み干したくなるほど心地いい塩気で調味したもの。つゆに合わせて開発したというオリジナルのうどんは、細くてしなやか、かつほどよいコシがあり、数日寝かせ熟成させることで深いうま味を引き出している。どちらか迷った時にはうどんとそばを合盛りで楽しめるのも、『銀座 sasuga 琳』ならではの贅沢。さらに新井氏は和食の腕を活かし、先付や天ぷらなどを組み合わせたコースも用意。うどんと有機野菜を組み合わせたうどんすき鍋もスペシャリテの一つだ。また、デザートの「琳のプリン」もゲスト絶賛の人気商品。濃厚な味わいの昔ながらのプリンで、そばの実をたっぷりとかけ、香ばしい香りとカリカリした食感をアクセントにしている。酒類は、店のゲストとしても親しくしている酒のスペシャリストたちから、料理に合わせてセレクトしてもらったものばかり。知り合いの蔵元から仕入れる日本酒、シャンパーニュ、フランスワインなどを充実させている。
客席間隔を広くとった、ゆったりとしたカウンターとテーブル席。蕎麦屋の粋を感じられる、大人のゲストにふさわしい空間が用意されている。お一人様からカジュアルな会食、デートや海外ゲストのおもてなしまで、『銀座 sasuga 琳』が提案する現代の蕎麦屋のスタイルは、幅広いゲストに極上の時間を約束してくれる。
■アクセス
都営浅草線 宝町 A1出口 徒歩3分
東京メトロ銀座線 京橋 1,2番出口 徒歩5分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目 10番出口 徒歩5分