横浜の観光スポット「大さん橋」や「横浜スタジアム」などからほど近い関内エリアは、近隣に横浜市役所や神奈川県庁官庁などが集まるオフィス街でもあり、レストランも多くにぎやかな雰囲気が漂う。そんな関内の路地裏で鮨好きを魅了しているのが、『なか條』。
店主・中條清隆(なかじょう きよたか)氏は、元町中華街にあった『すし割烹 清川』の二代目。大学卒業後、父の元で鮨の修業をはじめ、2017年10月に現在の場所に移転。屋号を『なか條』と改め、新たな店づくりに挑んでいる。中條氏がコンセプトに掲げるのは、「最高級の魚介と、それに寄り添う酢飯の調和」。「握りはすべてスペシャリテ」という中條氏の言葉からも、すべての魚介において最高ランクの素材を扱っている自負がうかがえる。仕入れは、すべて築地(現:豊洲)から。どれもその日最高級の魚介ばかりを仕入れており、なかでも一番のこだわりはマグロ。築地『やま幸』の山口社長とも深い信頼関係を築いており、『やま幸』のマグロの中でも最も上質なものを扱っている。時期により天然ウナギの焼き物や、産地の異なるウニ4種の食べ比べなども楽しませてくれる。そんな極上の魚介に合わせるのは、米酢と赤酢の2種類の酢飯。適正な温度管理や熟成、包丁の入れ方などによって至高の味わいへと進化させた魚介と、こだわりの酢飯とが見事に調和する。お酒は、日本酒5種類に加え、ブルゴーニュを中心にワインも揃えており、つまみと握りをゲストそれぞれに応じて最適なバランスで提供してくれる。
店内は、清々しい檜のカウンター10席と、6名までの個室が一部屋。鮨店らしい凛とした雰囲気が、気分をさらに高揚させてくれ、記念日やデート、接待など幅広いシチュエーションで利用できる。美味を通り越して凄みを感じさせるほどの鮨と、心を揺さぶられる感動体験が待っている。
■アクセス
JR京浜東北線 関内 徒歩5分
横浜市営地下鉄ブルーライン 関内 徒歩5分