六本木の交差点から徒歩3分ほど、白を基調とした清潔感のあるたたずまいが目を引く『焼き鳥とワイン 源 MOTO』。2018年11月にオープンした、焼き鳥と発酵料理、そして自然派ワインを軸に新しい焼き鳥文化を発信する話題のレストランである。
ユニークなコンセプトの根底にあるのは、日本の伝統料理である「焼き鳥」への限りなきリスペクト。そこに、同じ日本の伝統食である発酵の文化を取り入れることで料理に広がりをもたせ、鶏肉一辺倒ではない、新たな焼き鳥のスタイルを編み出している。メニュー開発には、日本を代表するワインテイスターの大越 基裕(おおこし もとひろ)氏と、二つ星フレンチ「レフェルヴェソンス)」の立ち上げからスーシェフまで昇りつめた内藤 千博(ないとう ちひろ)氏によるモダンベトナミーズレストラン「An Di (アン ディ / Ăn Đi)」の2人が参画。
『焼き鳥とワイン 源 MOTO』のシェフを務める長谷部 雄太(はせべ ゆうた)氏は、「リストランテ アカーチェ」などのイタリアンで10年以上経験を積んだ人物。ソースや前菜、コースの品々に発酵の技術やイタリアンのエッセンスを取り入れ、強いうま味や酸味といった、焼き鳥とは異なるベクトルの味をあえてアクセントとして効かせることで、主役である焼き鳥を引き立て、単調になることなく食べられるようなコースの流れを作り出す。焼き鳥は、「部位の違いを楽しむ」ことをテーマに、京都「京紅地鶏」や愛知「錦爽どり」など、全国各地から厳選。鮨店が魚を選ぶ感覚で、その時々で最上の鶏肉を仕入れ、持ち味を最も生かす調理法で提供する。
料理にぴたりと寄り添うのは、大越氏が監修する自然派ワインや日本酒の数々。とりわけ世界各地から厳選した身体に優しい自然派ワインのセレクションは、グラスのほか、デキャンタで楽しめるペアリングも用意されており、様々な串とのマリアージュを楽しめる。
落ち着いた和風モダンの店内は、焼き台を目の前に臨むカウンター9席と、テーブル14席で構成。6名までの個室も1部屋あり、おひとりや少人数での日常使いから、ビジネスシーン、記念日や接待・会食まで、様々なニーズに応えてくれる。
■アクセス
東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅 5番出口より徒歩3分