東京都の庭園「新宿御苑」からほど近い場所にある、江戸前鮨店『西(にし)』。『匠 達広(たくみ たつひろ)』と姉妹店『鮨 ばんど』のオーナーでもある西 達広(にし たつひろ)氏が、「自然派ワイン、熱燗、鮨」をコンセプトに、ランチ営業を主軸に鮨を握る店だ。
西氏は、金沢の和食店や東京都内の鮨店などで経験を積み、四ツ谷の名店『すし匠』で修業した後に独立。2012年8月に『匠 達広』を開店し、2017年6月には離れとして姉妹店『鮨 ばんど』を開業。そして2019年2月、『匠 達広』の向かいに、自身の名を冠した三号店となる『西』をオープンした。昼の営業と、夜は6〜8名の貸切のみ予約を受け付けている。
食材の仕入れは『匠 達広』と同じだが、つまみと握りを交互に提供するスタイルではなく、握り12貫に巻物・玉子・蒸物などを含む、「握りがメイン」のおまかせコースを用意。魚介類は、豊洲からだけでなく、北海道、石川、九州など全国から直送で仕入れる。酢飯には、西氏の出身地である石川県の米「花みづき」を使用。すし酢は、京都「飯尾譲造」の富士酢の赤酢と米酢をブレンドし、『達広』ブランドオリジナルの味わいに仕上げている。 ワインは日本・イタリア・アメリカなどの自然派ワインを、赤白それぞれグラスで3〜4種類用意。12〜13種類そろう旬の日本酒は、熱燗がオススメ。好みの温度帯に調整することも可能だ。
カウンター8席限定の店内は、遊び心あるラウンジのような空間。随所にヒノキを主体とした木材を使用し、瓦を使用したアーチ状の壁がアクセントになっている。外観は黒を貴重としたシックなデザイン。桜の季節には、店内の一角から花見ができるようにと、小窓を設ける粋な演出が施されている。 ランチタイムに仕事仲間と鮨をつまむのもよし、家族や友人・知人と鮨を楽しむのもよし。落ち着いた空間で鮨とお酒を堪能する、極上のひとときを過ごしていただきたい。
■アクセス
東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前 2番出口 徒歩3分