鳥取駅前の「末広温泉町」、立ち寄り入浴可能な温泉もあり、人々がのんびりと過ごす町に『みつき』はある。納得いく食材のみを使った京料理ベースの料理を提供する、二つ星の日本料理店である。
大将の光井祐樹(みつい ゆうき)氏は、東京を中心に日本料理店で約13年間修業し、独立。2013年、故郷・鳥取市で『みつき』をオープンした。ハイクラスのお客様が集う、会員制の日本料理店のような存在といえる。お客様から寄せられたリクエストには可能な限り対応する、「おもてなし」最重要視の姿勢もまた、人気の秘密である。
『みつき』の料理は、修業時代に学んだ京料理がベースとなり、こだわりの食材は、経験やコネクションを活かし、兵庫の浜坂漁港、淡路の岩屋漁港、東京の豊洲市場など全国から魚介を仕入れる。鳥取・千代川の天然鮎、天然スッポン、山菜、天然松茸など、四季折々の地物食材も堪能できる。肉は、鳥取和牛フィレのヒレカツやしゃぶしゃぶ、冬には地物のイノシシなどのリクエストも可能。京料理の基本となる一番だしは、2年寝かした利尻昆布と、血合い抜き本枯れ鰹節から。コース最後のご飯は、お客様一組一組のタイミングに合わせて、提供する直前に土鍋で炊く。
日本酒は、燗酒は鳥取「弁天娘」を。冷酒は、広島「宝剣」、高知「酔鯨」や「美丈夫」、秋田「新政」など、全国の銘酒を常時10種類ほど用意。白ワインやシャンパーニュのハーフボトルもあり、梅酒、ハイボール、焼酎なども幅広く置く。
店内は、総ヒノキの1枚板のカウンター9席と、個室( 6席)。飾られる絵・書・器は、光井氏の曾祖父にあたる俳人、陶芸家の内島北朗氏によるもの。ほか、小坂大毅氏などの若手現代作家物からオールドバカラ、初代・三浦竹泉氏の京焼などもそろえ、五感を刺激する心地よい空間を演出する。
家族や友人との会食から、デート、仕事の商談まで、あらゆるシチュエーションで快適に過ごすことができる良店。地元に愛されるこだわりの日本料理店で、大将の味をゆっくりと楽しんでほしい。
■アクセス
JR山陰本線(豊岡〜米子) 鳥取
JR因美線 鳥取 北口 徒歩10分
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