六本木駅から徒歩約7分。インターフォンを押して入店する、地下1Fの隠れ家的な店『鮨 佐がわ』。落ち着いた照明と、天井高3.5メートルの高級感あふれる雰囲気の中で、大将の佐川 雅温(さがわ まさはる)氏が鮨を握る。
佐川氏は15歳から料理の世界へ入り、鮨店のみならず日本料理店で20年以上、修業を重ね、2020年5月、満を待して『鮨 佐がわ』をオープン。大将として腕を振るう。
会員制鮨屋。現在はプロモーション期間中につき、会員以外の利用を受け付けているが、募集人数に達し次第、会員のみが利用可能となる。各界を代表するエグゼクティブや著名人がすでに多数、会員として名を連ね、会員同士の社交の場としても利用されている。
『鮨 佐がわ』は、炙り鮨を標榜する。つけ場のすぐ後ろに石をはめ込んだ柱があり、その中に窯のような焼き台が設置されているので、熱々の炙った魚介を時間を置かずに提供できる。「焼き切ったものではなく、レアな部分が残る状態でお出しする。そうすると、お客様の目の前でさらに熱が入っていき、ちょうどよい加減でふんわり感たっぷりに焼きあがる。」と佐川氏は明かす。
春から初夏にかけては、北海道より直送されるタラバガニの足1本を、炙りものと、昆布じめにしたつまみの2種類を楽しむことができる。同じく直送されるキンキのしゃぶしゃぶも人気メニューだ。
酢飯は、脂の強い鮨ダネには赤酢の効いたもの、淡白な鮨ダネには白酢を、と2種類使い分ける。おすすめは1年中、産地を変え脂の乗ったノドグロの握りで、炙ったノドグロに大根おろしとイギリスの粗塩をふりかける、佐川氏渾身の一貫。
150本収納可能なワインセラー4台を設け、ソムリエが常駐する。ワインは手軽なものから、格付けのものまで幅広くそろえ、ペアリングもオーダーできる。日本酒も、おなじみのものから、なかなか見かけない変わり種まで用意。
明るさを抑えた店内は付け台にだけ照明が当たるように工夫され、まるで鮨ダネがステージでスポットライトを浴びているかのような演出だ。客席はカウンター14席、掘りごたつ式の個室(8名まで)1部屋が用意。つけ場を囲むカウンターは、家族や友人、仕事仲間との会食やデートで利用され、炙りたての魚介のふんわり感を堪能できる。
■アクセス
東京メトロ日比谷線 六本木駅 都営大江戸線 六本木駅 6番出口 徒歩3分