京都・五条駅から徒歩3分。烏丸通りから路地に入ると閑静な住宅街にたたずむ懐石料理店、『ごだん宮ざわ』はある。店主の宮澤 政人(みやざわ まさと)氏は茶懐石の名店『柿傳』で修業し、日本料理を学びながら茶道や器にも惚れ込み、「本物」への眼識と感性を磨いた。2007年に構えた『じき宮ざわ』は国内外から多くのファンが訪れる人気店となり、2014年7月に2店舗目となる『ごだん宮ざわ』をオープンした。
宮澤氏は「好きなことをやる」という姿勢を貫く。食材のブランドや一般的に良いとされる価値観に捉われず、自身がいいと思ったものを取り入れる。一流から学んだ技術やセンスを発揮し、心から楽しんでもてなす料理や空間には、言葉に表せない心地よさがある。宮澤氏が特に大切にするのは、ご縁。滋賀県の米農家から仕入れるコシヒカリなど、食材の多くはご縁で繋がった方に直接届けてもらう。スペシャリテは『じき宮ざわ』の名物である「焼胡麻豆腐」をアレンジし、焼きナスやトウモロコシ、ゴボウといった季節の食材を練り込んだ「季節の焼胡麻豆腐」。クリーミーで味わい豊かな風味はファンの間でも人気が高い。日本酒は全国各地から17種類を取り揃える。料理の甘みやうま味をひきたてるものを、宮澤氏好みで厳選。ノンアルコールはヒマラヤンティー・やぶきた茶・レモングラスをいれたレモンウーロン茶など、自店にて水出しで作られたお茶が数多く用意され、お酒を飲まない方も料理とドリンクのマリアージュを楽しめる。
店内には網代天井を設え、無垢の木を贅沢に使用した内装。最低限の装飾でシンプルな美しさを感じる茶室のような空間に、カウンター8席と個室5席を用意。個室はお子様連れの家族利用も可能だ。食器は、現代の器の起源となる本物の器を数々目にしてきた宮澤氏自らがセレクト。懐石料理の真髄を味わえる『ごだん宮ざわ』を、接待やデートで、家族と、海外ゲストのおもてなしなど多様なシチュエーションでぜひご活用いただきたい。
※世界的グルメガイド京都・大阪 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
京都市営地下鉄烏丸線 五条駅 1番出口徒歩3分