世界的トラベルガイドで五つ星に輝く「パレスホテル東京」6階にあるレストラン『天麩羅 巽(たつみ)』。2012年5月、「パレスホテル東京」の建て替えと同時オープンした。6席のみのカウンターで、食材が目の前で揚げられるライブ感と四季折々の風味豊かな味わいを楽しめる。
『天麩羅 巽』では、「パレスホテル東京」独自のルートから厳選して仕入れる新鮮な食材のうま味を最大限に引き出すため、食材によって揚げ時間や衣の付け方を細かく変える。揚げ油は、紅花油と菜種油のブレンドしたものを使用。油の臭みがなく衣も薄づきのため、揚げ物とは思えないほど軽い上品な口当たり。外はカリッと、中の素材はふんわりと仕上げた天ぷらのうま味をさらに引き立てるのは、カラフルな5種の塩。アンデス山脈の岩塩、「紅塩」はマイルドな味わい。韃靼そば茶を砕いて塩と混ぜた「そば塩」と、抹茶を合わせた「抹茶塩」は『天麩羅 巽』オリジナル。長崎県産の「藻塩」は海藻類も一緒に乾燥させることでうまみ成分をたっぷり含み、「沖縄美ら海の塩」はミネラル分が豊富で塩味が強い。個性豊かな5種の塩と共に、さまざまな味わいが楽しめる。人気の天ダネは熊本県産の「赤ナス」。皮まで柔らかく口の中でとろけるような繊細さは、一度食べたら忘れられない味だ。夏は岐阜県産の「天然アユ」や、秋には琵琶湖の「子持ちアユ」など季節の味も見逃せない。酒は「パレスホテル東京」ならではの豊富な品揃え。ワインはフランスやイタリアを中心に200種を取り揃える。日本酒は全国各地からバラエティに富んだものを40種。ノンアルコールスパークリングワインやスパークリングジュースも用意。コースのほかにアラカルトでの注文も可能だ。
店内には大理石を設えたカウンター6席が並び、落ち着いたプライベート空間。天井から伸びる風道管には昇り龍が施され、シックな色で統一された内装は高級感がただよう。天ぷらが1品ずつ置かれるこだわりの天台は、笠間焼のうつわを使用。『天麩羅 巽』がセレクトする多様な塩が引き出す四季の食材のうま味を、接待やデート、家族との食事、海外ゲストのおもてなしにぜひご活用いただきたい。
■アクセス
東京メトロ丸ノ内線 大手町駅 東京メトロ東西線 大手町駅 東京メトロ千代田線 大手町駅 東京メトロ半蔵門線 大手町駅C13bより地下通路直結