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レストランの名店の激戦地、東京・六本木。東京メトロ六本木駅から徒歩8分、六本木ヒルズからほど近い六本木通り沿いにあるホテル兼レジデンスの建物の1階に鮨店『細小魚(いさな)』はある。建物の横から入ると、ガラス張りのモダンな入口が見える。入口にしつらえられた格子からは店内のやわらかな光が外までもれて、小さな店名をかかげたプレートがゲストを迎えてくれる。
店主、大貫 淳一(おおぬき じゅんいち)氏は、国内で料理人としてのキャリアをスタートしたのち渡英、英国の鮨店や和食店で10年以上経験を積んだ。世界展開している創作和食店『Zuma(ズーマ)』での勤務を経て帰国、2012年10月に『細小魚』をオープンした。
大貫氏は帰国後独立するまでに、六本木ヒルズにあるグランドハイアット東京の鮨店に勤務。現在の『細小魚』の場所もここに近く、海外での経歴を十分に発揮できると選んだ場所だ。そのような立地と大貫氏の経歴もあり、『細小魚』には海外のお客様が多い。彼らに本物の江戸前鮨を味わってほしいという思いから、マグロはこれまでの経歴を生かして、豊洲でもトップ5に入る店から、目利きの仲買人を通して仕入れている。酢飯も、ほろっとほぐれるねばりの少ない194号米に、米酢(「千鳥酢」)ベースでアクセントに赤酢を加えた酢を用いて仕上げている。
鮨に合わせる飲料は日本酒とワイン。日本酒は常時7~8種類、季節の日本酒を含めて15種類ほど用意、東北のものを中心に鮨に合うことを第一にそろえている。日本酒のペアリングが用意されているのが特色だ。ワインは「KENZO ESTATE」など、厳選されたものを置いている。
あかぬけてモダンな内装の店内は、カウンター8席、4名テーブル1卓。デートや記念日はもちろん、接待、またお子様連れの来店が可能なので家族連れでも楽しめる。特に海外ゲストの対応は、店主大貫氏のキャリアが発揮された充実したものとなるだろう。
店名の『細小魚(いさな)』とは、小さな魚のこと。ささやかな幸せを、家族や親しい仲間と分かち合う楽しさがここにはある。肩ひじ張らずに楽しめる本格江戸前鮨を、『細小魚』でぜひ楽しんでいただきたい。
■アクセス
東京メトロ日比谷線 六本木駅 西麻布交差点方面へ徒歩8分