北海道虻田郡にあるラグジュアリーホテル・パーク ハイアット ニセコ HANAZONO。羊蹄山（ようていざん）とニセコアンヌプリを望む絶好のロケーションを誇るそのホテル内に店を構えるのが『鮨 みつ川 パークハイアットニセコ店』だ。石川県金沢で一つ星を獲得する親方の光川 浩司（みつかわ こうじ）氏が、2019年に開店した『鮨 みつ川 六本木店』に続き、2020年にオープンした3店舗目の人気店だ。
光川氏は、銀座の鮨の名店で5年間修業後、ドイツへ。
デュッセルドルフで3年、海外の鮨店経験を積み帰国。翌々年の2005年に金沢に自身の鮨店『鮨 みつ川』を開店した。地元食材をふんだんに使い、丁寧な仕事を施すつまみや握りの噂は広がり、瞬く間に一つ星を獲得する鮨店となった。
握りは金沢の本店や六本木店と変わらず、江戸前の技法がベース。うま味を知り尽くした金沢の魚介が近江町市場から、六本木店の縁で繋がる豊洲市場からも直送され、地元北海道・小樽のものと食の宝庫3カ所から食材が届くというこの上ない仕入れ状況と言える。
看板メニューは、“みつ川三大名物”の中で通年楽しめる「のどぐろ手巻き」。そして11月から2ヶ月間限定の「香箱カニのつまみ」も人気が高い。
日本酒は、石川「黒帯」、福井「黒龍」や光川氏の故郷・山口の「獺祭」に、『鮨 みつ川』オリジナルの日本酒などを揃える。シャンパーニュは現地を訪ね、生産者と交流を深め知識を得たものを。ワインは、小布施ワイナリー「ソガ ペール エ フェス オーディネール ソーヴァニョン ブラン」や、シャンパーニュと同様に生産者と交流のあるものを用意する。
席はカウンターのみの13席。大樋（おおひ）焼のオリジナルのまな板皿をはじめ、九谷焼、唐津焼、志野焼など器にも一枚一枚こだわりを見せる。
家族や友人、カップルなどと利用され、リゾート地ニセコで江戸前鮨を堪能していただきたい。
■アクセス
JR函館本線(長万部〜小樽) 倶知安駅 車で10分
