白金の路地裏にひっそりとたたずむのが『RAMA レイマ』。シェフの青木 克大(あおき かつひろ)氏が、カウンター越しにイタリアの郷土料理に日本のエッセンスを加えた、新感覚の『RAMA』流料理をプレゼンテーションする。
青木氏は、エコール辻東京の辻イタリア・フランスマスターカレッジを卒業し、三軒茶屋の老舗イタリア料理店『Guccina』に入店。修業を重ねスーシェフに就いた後に渡伊。フィレンツェの『Trattoria Baldini』『Vecchia Bettola』『Osteria S.nicola』、ヴェネツィアの『Ristorante alla Madonna』、ローマの『Ristorante tullio』といった名だたる店で本場の味を学ぶ。帰国後は、表参道のリストランテ『Felicita』、三軒茶屋 『HirraRi』のシェフとして研鑽を積み、2019年にオープンした『RAMA』のメインシェフを務める。
本場イタリアで会得した料理に“日本”を加味。和洋折衷でイタリア料理を再構築するという。例えば、ドライトマトで醤油や味噌を作ったり、カツオ節ならぬマカジキ節を作り、日本のうま味をイタリアの切り口で作り上げていく。魚介や野菜は鮮度を大切にし、北海道・函館からは神経締めが施されたすばらしい仕立ての白身魚が、野菜は鎌倉からで、ほとんどが産地直送だ。
コースには、アクアパッツァやカルパッチョ、パスタなどと並び“寿”というメニューがある。それは握り鮨のことで、酢飯にシェリー酒酢を効かし、前出のドライトマトの自家製醤油の味わいで楽しむ逸品。目の前でシェフが握る、RAMA鮨の妙味を楽しんでいただきたい。
茶室とシェフズテーブルをコンセプトに設らえた店内にある、R型のカウンター(8席)は臨場感たっぷりにシェフのパフォーマンスが感じられ、和やかにゲストをもてなしてくれる。友人や家族、カップルなど食の楽しみを共有できる方々と『RAMA』を利用いただき、青山氏がプレゼンテーションする新感覚のイタリア料理を堪能されてはいかがだろうか。
■アクセス
東京メトロ南北線 白金台駅 徒歩13分
東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩12分
JR山手線 恵比寿駅 東口 徒歩14分
※近隣にコインパーキングがございます。