大阪のビジネスエリア本町駅から徒歩5分、靭(うつぼ)公園のすぐ近くに店を構える浪速(なにわ)割烹店『昇六』。大将の下田 正人(しもだ まさと)氏は京料理店をはじめ神戸『玄斎』などで研鑽を積み、2019年3月に独立オープン。瞬く間に人気を呼び、連続で一つ星を獲得した。父の昇(のぼる)氏が営んでいた『㐂川 昇六』(閉店)は33年間多くのゲストに愛され続け、代替わりを経て正人氏が父譲りの匠の技でゲストを魅了する。
『昇六』は、「京の持ち味、浪速の食い味」という格言にあるように、食べた一口目から最後まで美味しく味わえるという浪速の食い味を追求する。濃い味付けではなく、野菜の苦みや甘みなど素材の持ち味を活かして、深い味わいを引き出すのが特徴。毎日市場に足を運び、大阪・岸和田のタケノコや八尾の若ゴボウといった旬の地野菜に、近郊の海で獲れた魚介類など、自ら目利きし極上のものを厳選して仕入れる。名物は、共に腕をふるっていた父である昇氏の修業先『喜川』から引き継がれている和風コロッケを元にした、オリジナルの「カニクリームコロッケ」。アワビの殻に詰めたとろとろのホワイトソースは魚介類の風味高く、そこに交える懐かしい味わいのオリジナルソースと表面のカリカリ食感がアクセントとなり、人気の一品だ。日本酒は、全国各地から自らが美味しいと思ったものを厳選し、目新しいものを中心に常時6種を揃える。
店内は清潔感のある純和風の内装で、1階はとちの木のカウンター7席、2階には掘りごたつ個室(最大10名)を用意。接待やデート、記念日利用などから、赤ん坊や子ども連れの家族、おひとり様まで幅広いシチュエーションでご利用いただける。名店で研鑽を積んだ大将の‟浪速の食い味”を楽しめる『昇六』で、ぜひ大阪の人情に包まれる、心安らぐひとときをご堪能いただきたい。
※世界的グルメガイド京都・大阪 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
大阪市営地下鉄四つ橋線 本町駅28番出口より徒歩5分