広尾駅から徒歩7分。明治通りを抜けた恵比寿の住宅街に店を構える『au deco(オデコ)』は、クラシックなフランス料理と熟成ワインを提供する一つ星のレストランだ。
2019年3月に開店した『au deco(オデコ)』は、イノベーティブではない、クラシカルなフランス料理を提供する。「伝統的なフランス料理を自分たちが次世代に繋いでいかなくては、失われるのではないか」という懸念を抱き、オープンに踏み切った。ソムリエールとして活躍する白仁田氏も“クラシックな料理と熟成ワイン”でフランス料理の魅力を広く発信続ける。店名の『au deco』は、フランス語・Décoration(デコラシオン)に当てはめて、“レストランでの食事は心を豊かにする装飾”という意味も込める。
メニューは、クラシカルな中にもシェフのアレンジが光る。“お母さんの玉子焼き”をイメージしたスクランブルエッグが入る「ズワイガニと蟹味噌のスクランブルエッグのパイ包み焼き」はシグネチャーディッシュ。殻を外す手間なく、思う存分味わっていただきたいというシェフの思いから、カニがふんだんに使われるぜいたくな一品だ。
ワインはブルゴーニュを中心に、1970~80年代のヴィンテージワインが揃う。ワインラヴァーを唸らせる希少なワインの数々。白仁田氏がセレクトするヴィンテージワインを、ロブマイヤーのグラスで堪能していただきたい。
モーツアルトの室内楽曲が心地よく流れる落ち着いた店内。
友人やカップルで、また家族との語らいのひと時に『au deco』を利用されてはいかがだろうか。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
東京メトロ日比谷線広尾駅より徒歩7分