東京タワーからほど近いエリア、神谷町駅2番出口すぐ隣のビルにあるのが、割烹料理店『おかもと』。大将の岡本 英嗣(おかもと ひでつぐ)氏は、岡山『瀬良備』(現在『日本料理 セラヴィ』)で研鑽を積んだのち、京都の老舗料亭『和久傳』や東京の三つ星日本料理店で料理長を務めた。2012年『銀座おかもと』として独立し、2017年には現在の神谷町へ移転。2013年から世界的グルメガイドブックで星を連続し続けている、確かな実力店だ。
カウンターに着席すると、目の前で華麗な料理ショーが始まる。大将の丁寧かつ繊細な匠の技によって一つ一つの素材に魂が吹き込まれ、その魅力が存分に引き出された見事な逸品料理へと生まれ変わる。一流料理人の気迫に満ちた空間で、「芸術的な日本料理」を肌で感じられるのが『おかもと』の魅力の一つ。正統派の日本料理をベースに、大将独自の創意工夫を加えた料理には、新しさと素材への素直さが表れる。
日本料理の要でもある野菜は、地味深い京野菜を中心に使用。看板メニューは「からすみ蕎麦」。荒く削ったカラスミを贅沢にかかり、蕎麦の実のカリッとした食感と香ばしい風味を楽しめる。秋から冬にかけて獲れる脂の乗ったサバを瞬間冷凍して保存し、通年提供する「鯖寿司」も評判。米にもこだわり、新潟産や京都産など料理に合わせて一番うま味が引き立つ米を使用する。日本酒は、新潟のものを中心にスッキリ辛口のものを豊富に取り揃える。
店内は和洋を取り入れた内装が施され、日本料理ショーの特等席でもあるカウンター9席と、個室(L字カウンター5席)を用意。季節ごとに訪れ、旬の食材を通して四季の移り変わりを感じてみるのもよいだろう。
記念日利用や、接待、家族での食事でご活用いただき、関西と関東で磨き上げた最高峰の腕を持つ大将の料理を五感で味わい、極上の時間をお過ごしいただきたい。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
日比谷線 神谷町駅 2番出口から徒歩0分