新潟駅から徒歩10分。繁華街から少し離れた閑静な場所にひっそりと佇むのが、一つ星のフランス料理店『Restaurant ISO(レストラン イソ)』。地元新潟愛にあふれるシェフの磯部 冬人(いそべ ふゆと)氏が腕を振るう。
磯部氏は新潟県長岡市出身。武蔵野調理師専門学校卒業後、飯田橋『ホテルメトロポリタン エドモント』で修業し、フランスへ。『レストランアラン・シャペル』、『ラ・ピラミッド』、『オテル マルティネス』といった星付きのレストランで研鑽を積み帰国後、麹町『東京グリンツィング』の料理長となる。その後、長野県『白馬村リゾートホテル ラ・ネージュ東館』、新潟県佐渡市『Ryokan浦島 レストラン ラ・プラージュ』で料理長を務め、2016年満を持して『Restaurant ISO』をオープンした。
磯部氏の料理は、フランスで会得したクラシックなフランス料理に、日本人ならではの感性で新潟らしさをミックスし、新しい表現を見せる。コース料理は海のイメージのある新潟らしく、海の幸・魚介類を多く使われるのも特徴。魚介は佐渡から、野菜は燕市の契約農家からとこだわりの食材が鮮度よく届く。
スペシャリテとも言える「鮑のロースト」は、アワビを新潟の日本酒で5時間じっくり蒸し、バターでロースト。肝のソースにフランス産トリュフ、魚沼産のリゾット専用米で作るリゾットと季節の野菜が添えられるこの一皿はまさに、『Restaurant ISO』のテーマであるフランス+日本・新潟を表現する逸品だ。ぜひ新潟の日本酒とのマリアージュを楽しんでいただきたい。
ドリンクメニューはペアリングがおすすめ。サービスソムリエの磯部氏の奥様が、ワインや新潟の日本酒をおり混ぜて、一皿1ドリンクを提供する。また、オーガニックの葡萄ジュースから、村上市で作られた紅茶、雪室熟成のコーヒーと、ノンアルコールも充実する。
元蕎麦店を改装した純和風な建物には内庭もあり、和モダンを感じる居心地の良い空間。新潟「大橋洋食器」でオーダーしたオリジナルの器が料理を彩る。温かいものを温かいうちに、香りがいちばん立っているうちに提供したいという思いから、客席はフランス料理店ではめずらしいカウンター(7席)スタイルがメイン。新潟の魅力をフランス料理に包み込んだ『Restaurant ISO』を、家族や友人、同僚やカップルで利用され、磯部氏の思いを堪能していただきたい。
■アクセス
JR新潟駅より徒歩10分