北関東有数の交通の要衝、JR高崎駅から徒歩10分、タクシーでも1メーターの交通至便な場所にある『FAN×DALCUORE(ファン・ダルクオーレ)』。静かな住宅街の店に一歩入ると、モダンで非日常の空間が広がる。
シェフは星野 弘明(ほしのひろあき)氏と鈴木 伸朋(すずき のぶとも)氏、ダブルシェフ体制でのぞむ。台湾の小籠包の名店として世界的に有名な『鼎泰豊(ディンタイフォン)』などで修業し、スペイン・バルセロナで小籠包をはじめとしたカジュアルな点心店『チャイニーズファン』のシェフだった星野氏が2020年に帰国して、イタリアン『ダルクオーレ』のシェフだった鈴木氏と再会、ふたりで開業したのが『FAN×DALCUORE』だ。中華とイタリアンの融合という珍しいコンセプトを組み立てるにあたり、広東料理や台湾料理で必須の上湯(シャンタン=肉や骨を煮込んだ高級スープ)とトマトなどイタリア食材を合わせるなど、二人で試作を重ねた。その結果、ここでしか食べられない独自の料理が生まれた。
スペシャリテのひとつ「アユのコンフィ、自家製うるかソースとトマトとスイカの発酵ソース添え」は6月~9月終わりごろまで提供。星野氏自身が釣った天然アユを用いる。星野氏はアユの釣り師「アユ師」で、時期になると店舗の営業を縫って国内各地の河川にアユを釣りに出かける。釣り師仲間は都内の有名店に卸しているものを、星野氏は自店の分ですべて消費している。自家製のうるかに、トマトでイタリアのエッセンスを加えた『FAN×DALCUORE』ならではの味となっている。また、冬期には上海ガニを提供。上海ガニのパスタやグラタンなど、だれもが食べて笑顔になれるような楽しさだ。
料理に合わせるワインは主にイタリアとフランスから、また、地元群馬県の地酒もそろえる。ペアリングはアルコール、ノンアルコール(ティーペアリング)ともに設定。ノンアルコールドリンクではティーカンパニー社のものがメインで、オーガニックの日本茶や緑茶、燻製したお茶など。肉料理には葡萄ジュースに八角やシナモンを加えた自家製ドリンクを提供している。
モノトーンを基調としたモダンな内装は、間接照明がほのかに照らしシックな雰囲気を出している。ホールは4名卓×2、また8名までの完全個室をそなえる。ダイニングのお子様は通常メニューを食べられる個室であればお子様は乳児でも来店可能で、未就学児でも相談によりお子様メニューも対応可能。
ハレの日に使いたいレストランとして、結婚記念日や誕生日など家族での集まりや接待、デート、また、最近は二人の料理の評判を聞いて訪れる美食の集まりも多い。中華とイタリアンがひと皿の中に融合するというここにしかない料理で勝負する二人。ぜひ、この唯一無二の味を『FAN×DALCUORE』で楽しんでいただきたい。
■アクセス
高崎駅西口より徒歩10分