住宅街にあって東北沢駅から程近く、食通たちの往来も頻繁に見られるエリア。そこに店を構えるのが和牛創作料理店『弐代目かやもり』。長年焼肉に携わり焼肉を知り尽くす、シェフの茅森 貴史(かやもり たかふみ)氏が腕を振るう。茅森氏が好む鮮やかなオレンジ色のドアからゲストを迎える。
茅森氏が師と仰ぐのは、『焼肉 誇味山』の込山 秀規(こみやま ひでき)氏。込山氏が料理長を務めた用賀『ら・ぼぅふ』や世田谷弦巻『Cossott'e』で働き、込山氏から焼肉の手解きを受けた。2022年に独立し、自身の和牛創作料理店『弐代目かやもり』をオープンした。
主に扱うのは、但馬牛系統の鳥取県産の田村牛。長年の経験から茅森氏が一番好みだと太鼓判を押す良質な牛肉だ。デザートまで10皿前後提供されるコースメニューは、バラエティ豊富。例えばユッケ風の皿やタルタルステーキ、サーロインのしゃぶしゃぶ、鶏手羽一夜干しの唐揚など、焼肉だけではない茅森氏のアイデアと技が詰まった肉メインの創作料理。なかでも、まるで鮨職人のような手つきで巻く「かやもりの手巻き寿司」や、みずみずしい野菜本来のうま味を楽しむことができるサラダは自慢の逸品だ。
明かりを落とした店内は、木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気。カウンター(8席)では、茅森氏の料理創作を目の前で体感でき、次の皿への期待感がさらに高まる。「一見ならぬ一食の価値あり」と、大切な一食のために全身全霊を捧げる茅森氏。家族や友人、同僚やカップルなどで訪れ、『弐代目かやもり』の創作料理を堪能していただきたい。
【アクセス】
■小田急線東北沢駅東口改札より徒歩1分
■小田急線下北沢駅東口改札より徒歩11分
■京王電鉄井の頭線池ノ上駅南口改札より徒歩9分
■東京メトロ千代田線代々木上原駅より徒歩11分