首都東京の顔ともいうべき華やかな街、銀座。数々の銘店や老舗が軒を連ねる銀座並木通りの好立地に『銀座奥田』は佇む。日本を代表する料理人である奥田透氏の店『銀座小十』の兄弟店で、師の料理への信念を共有し、若い感性で新たな日本料理の歴史を紡いでいる。
料理長は飯塚 栄二(いいづか えいじ)氏。2001年より日本料理の修業を始め、2013年に「銀座小十」に入社。2017年には同店の料理長を務め、師と仰ぐ奥田氏を支えてきた。そして、2022年『銀座奥田』の料理長に就任。
料理は、店主 奥田 透の采配の元、日本の四季を皿の上に映し、自然の恵みに感謝を新たにゲストを魅了する。たとえば春は「平貝春菜づくし」。平貝と春に芽吹いた山菜から、生物を目覚めさせる生命力をいただく。夏は長野・天竜川上流の「若鮎塩焼き」や「天然大鰻の蒲焼」、秋は「カマス松茸包み焼」など、どの時期に訪れても、全国各地の厳選食材と卓越した技術で日本の”四季の恵み”を昇華させる。
ドリンクは、日本酒を全国各地の蔵元から常時15種類ほど、ワインはシャンパーニュをはじめ、フランスやイタリア、日本ワインもそろえる。イタリアンやフレンチの有名店でシェフソムリエを歴任してきたソムリエ桜田 泰雄(さくらだ やすお)氏によるペアリングも人気。季節の料理に合わせて優美な盛り付けがほどこされる器もみどころで、現代の陶芸作家の作品を中心に、各月の行事や節供をイメージした八寸はもとより、鮮やかなお椀、繊細な京焼や九谷焼がゲストの目を楽しませる。
落ち着きある空間には、樹齢400年の檜を使ったカウンターが8席、また掘りごたつ式などの個室3室(最大6名)を備える。接待はもちろん、デートや記念日など、大切な人との会食でも、行き届いた料理ともてなしを感じ取ることができるだろう。崇高な日本の食文化と”四季の恵み”を味わえる『銀座奥田』で、心に残るひとときを愉しんでみてはいかがだろうか。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
東京メトロ銀座線日比谷線銀座駅B6出口より徒歩2分