世界的グルメガイドブックの星を、世界で最も多く獲得した料理人、Joël Robuchon(ジョエル・ロブション)というフランス料理界の巨匠をご存じだろうか。彼の率いる日本のフレンチレストラン、恵比寿『ガストロノミー “ジョエル・ロブション”』のシェフとして、世界的グルメガイドブックの2008-2015年版で9年間にわたり三つ星を獲得し続けた料理人、渡辺 雄一郎氏の名も、グルマンならば知らない者はいないだろう。彼は21年間勤め上げたロブショングループを勇退したのち、浅草の地に満を持して自店の旗を掲げた。エグゼクティブシェフ渡辺氏のオリジナルレストランは、多くのグルマンや料理人たちの期待と歓喜の中、2016年7月7日浅草にグランドオープンした。その名も、『Nabeno-Ism(ナベノ-イズム)』。世界的グルメガイドブックの2019年版より、二つ星を獲得している。
長きに渡りフランス料理界のトップを走り続けてきた渡辺氏がロブションイズムから巣立ち、自身のレストランで表現するのは、日本人固有のおもてなしの心や、四季を愛でる料理を、フランスの郷土料理に敬意をはらいつつ融合させていくという新たな世界観。「日本の四季を表現し、江戸伝統野菜とフランス料理のエスプリを組み込んだ季節代わりのコース」として、二十四節気を感じられる料理を季節ごとに展開していく。ロケーションは抜群。隅田川のほとりにあり、大きな窓に面したカウンター席からは、雄大な隅田川と豪壮な東京スカイツリーを臨むことができる。
浅草の新たな名店の誕生に、グルメ界はいま沸いている。気の置けない仲間との会食ならば開放感あふれる「かわてらす」、大切な人とのデートならばうっとりと夜景を眺めるカウンター席の予約が必須。そして外せない接待や会食にもふさわしい空間とサービスが約束されており、日本人がフランス料理を楽しむ場としてふさわしいシチュエーションのすべてにマッチしている。大人がつどい、笑い、楽しむ、食の遊び場が浅草に根づこうとしている。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて二つ星を獲得
■アクセス
東京メトロ銀座線 浅草 徒歩7分
都営浅草線 浅草 徒歩3 分