表参道駅からほど近く、青山学院大学すぐ横の地下に構える、今やこのエリアで注目されているフレンチレストラン、それが『ラチュレ(LATURE)』である。オーナーシェフの室田拓人氏は、「タテルヨシノ」を経て、2010年に渋谷『deco』のシェフに就任、2016年に『ラチュレ(LATURE)』をオープン。店名は室田シェフが生み出した造語で、「自然の雫」という意味をもつ。「我々が食している食材は全て自然からの恵みであり、地球の奇跡といえる」と、自然に対する敬意と感謝をフランス料理で表現し、ゲストに最高のおもてなしを提供したいとの熱い想いが込められている。
室田氏といえば、ジビエの名手として名が高く、自らも狩猟免許を持つ。料理は、伝統的なクラシックなフランス料理をベースに、旬の日本食材を使用して、柔らかなニュアンスで展開される。春には山野草、夏には鮎、秋から冬にかけてはスペシェリテであるジビエ料理を。その滋味深く愛情深い料理は、食べ手の心を強く震わせる。
店内は、堅苦しくなく居心地のいい空間。テーブル席と半個室、そしてオープンキッチンになったシェフズテーブルのカウンターでは、室田シェフの臨場感あふれる調理姿を目の当たりにすることができる。カジュアルデートや、グルマン同士の会食、そして海外ゲストのおもてなしにもオススメ(英語と中国語に対応)。フレンチの伝統を感じられる「ラチュレ=自然の雫」の神髄を、ぜひ体感していただきたい。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
JR山手線「渋谷駅」15番出口より徒歩7分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田戦「表参道駅」B1出口より徒歩7分