東京・新富町の大通り沿いに店を構える『旬恵庵 あら垣』。店主・新垣 要(アラカキ カナメ)氏が、店名の“旬恵庵”に込めた想いは、「季節の恵みを味わってもらう小さな店」。旬の食材を使った和食や天ぷらを味わいながら、肩肘張らずにリラックスして食事が楽しめる店づくりをおこなう。
新垣氏は、老舗和食店『築地 江戸銀』の日本料理部門で10年間修業し、六本木の日本料理店で煮方を担当。その後、28歳のころから20年以上に渡り、さまざまな日本料理店で料理長を歴任した。そして、2014年に独立し、東京・勝どきに『旬恵庵 あら垣』をオープン。一度移転を挟み、2017年6月に東京・新富町で再スタートを切っている。
料理には、新垣氏が沖縄出身であることから、一品料理や天ぷらに、ヘチマ、青パパイヤ、ヒラサヤ、島人参など、沖縄食材をふんだんに使用。また、地産地消を意識し、魚はキスやアナゴなど東京湾で揚がるものが中心。店の売りである天ぷらは、キンメダイやノドグロを昆布締めにして湯葉で包んだものや、サヨリに海苔、梅山椒をのせて巻いたものなど、ひと手間かけた変わりダネも用意する。
コースは、先付け、向付け、酒肴から始まり、お口直しの一品料理を挟みならが、7品の天ぷらを2回に分けて提供。〆には芝エビの天丼か天茶が選べ、デザートの黒糖プリンは必ず食したいというファンが多い。これらの料理に合わせ、季節によって品揃えを変える日本酒が5種類、天ぷらと相性の良い南アフリカのワインが10種類のほか、ウイスキーや泡盛などを楽しむことができる。
店内は、7名掛けの檜のカウンター席のみで、木の温もりを感じさせる落ち着いた空間。カジュアルな接待、ご夫婦の記念日など、ゆっくりと食事とお酒を堪能できる大人の隠れ家だ。
※世界的グルメガイド東京2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
東京メトロ「新富町」駅より、徒歩5分
※ご注意点
お食事は一斉スタートでございます。ご入店時間は、その日に最初に予約されたお客様に合わせて変動いたしますので、申請いただいたお時間から前後する場合がございます。予めご了承くださいませ。