有名店がひしめく西麻布エリアの星条旗通り沿いに『焼鳥篠原』がある。非常に希少な無菌鶏である「京都高坂鶏(たかさかどり)」を使用した焼鳥懐石店だ。オーナーシェフの篠原 有登礼(しのはら あどれ)氏は、焼鳥や日本料理の名店で修業を積んだ後、2021年1月に独立オープン。最上級の焼鳥を求め、多くの美食家たちが足を運ぶ。
「高坂鶏」とは、兵庫・丹波の天才養鶏家といわれる高坂 英樹(たかさか ひでき)氏が独自の研究を重ねて開発した、「世界唯一の無菌鶏」である。無菌で安心安全なため、1か月間熟成させた後でも生で食べられる。クリーミーで柔らかくねっとりした肉質は、マグロのトロにも例えられるほど。高坂氏が信頼する料理人にしか卸さないため、滅多にお目にかかれない幻の鶏だ。『焼鳥篠原』では、その高坂鶏よりさらにプレミアムな「京都高坂鶏」のみを使用。生の刺身や火入れしたレバー、モモ、ムネ、セセリなど、さまざまな部位をあらゆる調理で食べられる京都高坂鶏づくしのコースでは、未体験の鶏食に出合えるだろう。シェフのこだわりは、必ず生産者を訪ねて自身の目で判断すること。チーズを求めて北海道へ、ハーブを求めて広島「梶谷農園」へ、など足を運び直接取引を結ぶ。そのスタイルは食材以外の器などでも同様だ。
ワインはブルゴーニュやイタリアの自然派ワインを中心に、カリフォルニア産やヴィンテージものなどを豊富に取り揃える。最高級の鶏料理とワインのマリアージュをぜひお楽しみいただきたい。
店内は、木材を多く使用した温もりのある空間に、銅職人が設えた焼き場の銅板フードが爛々と輝く。樹齢二千年のヒノキのカウンターに11席と4名個室を用意。器は、唐津の隆太釜・中里 太亀(なかざと たき)氏や、辻村 史郎(つじむら しろう)氏による作品などを使用。
デートや接待、記念日の食事などさまざまなシチュエーションでご活用いただける『焼鳥篠原』で、最高級の鶏を味わう大人の食事をぜひご堪能いただきたい。
■アクセス
東京メトロ、都営大江戸線六本木駅2番出口、東京メトロ乃木坂駅5番出口より5分