京都の花街・祇園のほぼ中心にあり、八坂神社や花見小路にも程近い路地に佇むのが1988年創業の『祇園 丸山』。京都の文化と季節感を織り込む二つ星の日本料理店だ。
1949年、京都に生まれた店主の丸山 嘉桜(まるやま よしお)氏は、『高台寺 土井』(現『祇園 土井』)で 10年間研鑽を積んだ後、木屋町『菊乃井』(現『菊乃井 露庵』)、『高台寺 和久傳』で料理長として活躍。そして1988年に『祇園 丸山』、1998年に『建仁寺 祇園丸山』を開店し、共に二つ星を獲得する人気店へと導いた。
丸山氏が大切にするのは「味つけではない、味わい」。素材の味わいを引き出すことを第一に、本来のうま味を味わっていただくために、鋭い目利きで素材を厳選する。春は子持ちモロコやタケノコ、夏は淡路の天然ハモやアユ、秋は子持ちアユにマツタケ、冬は間人ガニ(松葉ガニ)やフグといった四季の移ろいを堪能できるのも京料理の醍醐味だ。
さらに丸山氏は、古き良き京料理の形を継承すると共に、器や軸、花、置物にも心を配る空間演出をも料理に加える。“美意識”という新しい表現を取り入れた総合芸術として、京料理を進化させ続ける。
お客様の「ハレの日」を彩るために、ワインはルイナールやボランジェといった乾杯にふさわしいシャンパーニュやブルゴーニュ、ボルドー。カリフォルニア「ケンゾーエステート」といった華やかなものを揃える。京都「玉乃光酒造」の日本酒を竹の容器に注いだオリジナルの「青竹酒」も、竹の香しさが楽しめると人気だ。
「丸山」と書かれた提灯が目印の『祇園 丸山』は、祇園ならではの風情を醸し出す店構え。1階はカウンター席(8席)に、掘りごたつ式の個室(6畳)を用意。2階にはイス席も可能な座敷(8〜10畳)が4部屋あり、32畳の広間としても利用できる。
ハレの日に家族や友人、同僚などで訪れ京料理の醍醐味を心ゆくまで楽しんでいただきたい。
※世界的グルメガイド京都・大阪 2023年度版にて二つ星を獲得
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■アクセス
京阪本線 祇園四条駅より徒歩5分