【テイクアウトページのお知らせ】
テイクアウトの事前決済が可能となりました。
詳細はこちらよりご確認ください。
小倉駅からタクシーで15分ほど、足立山の麓にある住宅街の一角に店を構える老舗鮨店『江戸前鮨 二鶴(ニカク)』。1965年に創業し、現在は3代目の船橋節男氏が引き継ぎ、この地ならではの粋な江戸前鮨を追究。グルメガイドでも二つ星を獲得する評判の鮨店だ。
船橋氏は20歳で上京し、老舗の名店で12年学び、2002年に帰郷。古くから保存に適した状態に仕上げるために工夫されてきた、塩や酢で締める、蒸す、煮る、タレに漬け込むという、本物の江戸前鮨の伝統と技術を受け継ぎ、北九州に集まる新鮮な魚介類を使った独自の鮨を作り上げている。
「鮨を通して四季を感じてもらいたい。ここでしか味わえないものが山のようにあります」と語る船橋氏。例えば春は、幻の魚と言われる長崎産のシロアマダイや、豊前海で獲れるトリ貝。夏は地物のウニや有明の新子、移ろう季節を二鶴流の鮨で表現。すし酢は、オリジナルの赤酢とミネラルバランスの良い山陰の塩のみを使用する。
お酒も地場のものにこだわり、日本酒は福岡県内の水と米を使った「寒北斗 純米大吟醸 吟遊」や「天心 純米吟醸」など12種類ほどを用意。非加熱で無濾過の「門司港地ビール」なども取り揃えている。
店内は、樹齢300年のイチョウの一枚板を使ったカウンター8席のみ。障子越しに自然光が差し込み、昼と夜で異なる表情をのぞかせる。プライベート感があり、親しい方と大事な時間を過ごすのに最適。北九州の旬の魚介類を使い、江戸前の粋を感じることができる鮨を味わいに、季節ごとに訪れたくなる名店だ。
■アクセス
JR「小倉」駅より、タクシーで15分