リゾート地「軽井沢」の奥、手つかずの自然を背景に建つフレンチレストラン『Restaurant Meli-Melo(メリ・メロ)』は、2度の移転を経て2017年夏、現在の塩沢交差点付近くにオープンした。シェフ・篠原啓治(しのはら けいじ)氏は、地元・小諸出身。長くフレンチ業界で働いてきたベテランである。
篠原シェフは、長野県内の食材にフォーカスし、陽気のいい時期は軽井沢の地元野菜をメインに使用。土にこだわり、年間30~40種の野菜を作っている地元農家「軽井沢サラダふぁーむ」など、山に来ないと食べられないものや、流通にのらないような珍しい食材も駆使して、ここ軽井沢で、信州の旬を料理で表現する。ランチ・ディナーともに、おまかせコース一本。コースの最後にかならず提供する、ストウブで炊くご飯(洋風仕立て)は月替りの『メリメロ』定番メニュー。ご飯を食べている感覚がしっかり味わえるように、コシヒカリよりも粒の大きなブランド米「いのちの壱」を使用。ワインはフランスやイタリア産を中心に、ヴィンテージものから年代が若くカジュアルなものまで幅広く、必ずシェフ自身が試飲をして、気に入ったものだけをそろえている。ソフトドリンクも、小諸市のりんご農園「松澤農園」の「紅玉100%ジュース」など、県産のものを厳選。今後は、軽井沢近隣の限られた食材のみならず、信州や長野県内エリアの特産品をもピックアップしていくという。
ウッディで親しみやすく、思わず「ただいま」と帰ってきたくなるような居心地のよい空間。朝食とランチは、外のテラスでペット連れでのお食事も可能。カウンター6席とテーブル16席の小さな隠れ家にて、軽井沢の自然とともに、信州の旬を存分に味わっていただきたい。
■アクセス
北陸新幹線「軽井沢」駅南口より車で10分
しなの鉄道「中軽井沢」駅 南口より車で5分(徒歩30分)