世界中の客人を出迎える、大手町駅直結のパレスホテル東京6階にある『フランス料理 エステール(ESTERRE)』。フランス料理界の巨匠アラン・デュカス氏が設立した『デュカス・パリ』をパートナーに迎え、日本が持つ独特の土壌、気候、地形といったテロワールを存分に活かし旬の素材の魅力を最大限に引き出す、フレンチファインダイニングだ。ラグジュアリーな空間からの見晴らしは、皇居やお濠の四季折々の様子が広がる。夕夜は、ランドマークである東京タワーやオフィスビルの灯りやテールランプが彩る美しい夜景を、テーブルごとに異なる景色で贅沢に楽しむことができる。
“大地と海の出会いの物語を紡ぐ場所” をコンセプトに2019年11月オープン。シェフは二つ星レストランで修業し、フランスなどの三つ星レストランでエグゼクティブ・スーシェフも務めた、マルタン・ピタルク・パロマー氏。パロマー氏はフランス料理の技術を活かし、日本のテロワールが生み出す素晴らしい食材を丁寧に1品1品創り上げていく。野菜の皮でソースを作るなど、自然の恵みを皮や種を捨てず無駄なく使う。
牛肉は栃木県産和牛“ミスジ”にこだわる。北海道の小さなチーズ工房『アドナイ』のチーズを気に入ったシェフが直々にバターをオーダー。本場フランスからは、極上のキャヴィアやチーズを仕入れている。フレンチの技法で創られた料理には、フランス産ワインがよく合う。ワインはフランス産をメインにボトル600種類揃えている。シャンパーニュをはじめ、赤、ロゼ、白、デザートワインまで、メニューには約17種のグラスやノンアルコールのスパークリングも用意。
デュカス氏の生まれ育ったフランス・オクシタニー地方の言葉で、“母なる大地”を意味する『エステール』がお迎えするエントランスは、大地の恵みを象徴とした大きく実った野菜の木製オブジェが印象的。鉄を使用したオブジェやブラック系のスタイリッシュな廊下や木の上品な内装は、ラグジュアリー空間の中に温もりを感じることができる。個室の壁紙には一枚一枚、職人が丁寧に和紙を張り付け、日本の伝統工芸品とフレンチの融合により生まれる食と空間のバランスがリラックスと幸福感を増幅させてくれる。器は、フランス製だけではなく和の食器も使い、料理に合わせたおもてなしが来店した人の心を掴む。
完全個室も備わっていて、ビジネスの会食・接待だけではなく、10歳以上のお子様の入店もでき家族での利用にも適している。ラグジュアリーを感じながらも、心温まる素敵なひとときを過ごせるだろう。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
東京メトロ丸ノ内線 大手町駅 東京メトロ東西線 大手町駅 東京メトロ千代田線 大手町駅 東京メトロ半蔵門線 大手町駅C13bより地下通路直結