大阪天満宮駅から徒歩3分、日本一長い商店街と言われる「天神橋筋商店街」から少し入ったところに『お料理 宮本』はある。大将の宮本 大介(みやもと だいすけ)氏は中村調理製菓専門学校を卒業後、大阪にある割烹料理店にて研鑽を積んだ。2012年6月、同じく中村調理製菓専門学校の同級生であった妻・幸代(さちよ)氏とともに『宮本』をオープン。伝統的な日本料理を守りながら、大将独自の新しいセンスをほのかに光らせる料理が評判となり、全国各地から美食家たちが足を運ぶ。
「うちは「うまいもの屋」、肩肘はらずに食べて欲しい」と言う大将。気さくな大将と女将の柔らかなもてなしで、初めてのゲストもすぐに心がほぐれるだろう。旬の食材を丁寧に調理し、素材のうま味を引き出す日本料理に、フレンチの技法を取り入れた和風ジュレを用いるなど、独自の感性がさりげなく散りばめられている。看板料理は、女将の実家である熊本の両親が作る完全無農薬・有機栽培の米「夢つくし」を用いた「土鍋の炊き立て白ご飯」。野菜も女将の両親が作るものを中心に仕入れ、肉は、熊本のあか牛農家の知人からなど、身近な人々と一体となって『宮本』の料理は作り上げられる。
お酒は、信頼のおける酒屋から毎日テイスティングをして仕入れ、利き酒の才を持つ女将が料理やゲストの好みに合わせたものをセレクトする。お茶にもこだわり、水出しの中国茶を用意。
店内は、数寄屋建築の名匠に設計された風格のある空間。栗の木の一枚板カウンター8席は掘り炬燵となっており、靴を脱いでリラックスして食事ができる。器や酒器は、年代物から現代作家の手によるものまで、大将の好みに合わせて使用。
笑いの絶えない和やかな雰囲気の中、落ち着いた伝統的日本料理をいただける『お料理 宮本』をデートや記念日、お一人様利用、大切な人のおもてなしなどでぜひご活用いただきたい。
※世界的グルメガイド京都・大阪 2024年度版にて二つ星を獲得
■アクセス
大阪メトロ南森町駅5番出口より徒歩3分
JR東西線大阪天満宮駅9番出口より徒歩3分